北海魚が恵まれている理由について
秋刀魚と鰹は、魚類で栄養価が優れています。
そしてサンマは、たんぱく質の1種であるコラーゲンやタウリンが含まれています。
コラーゲンは、細胞増殖や器官形成に必要な成分です(美肌に繋がります)。
タウリンは、コレステロールの低下、疲労回復、動脈硬化の改善などに期待できます。
さらにカツオは、ビタミンB12やミネラル(鉄分やセレンなどです)が含まれています。
抗酸化作用や貧血予防に期待できます。
ちなみに、同じ魚でも北の海に生息している魚と
南の海に生息している魚は栄養価や成分が異なります。
目次
北海魚が恵まれている理由について
北の海は、上層と下層で海水が混ざり合っています。
そして上層は、栄養が豊かな海です。
さらに栄養成分が多いので、植物プランクトンが大量発生します。
具体例は、珪藻です。
藻類の中で最も種類が多く、2万種類以上存在しています。
植物プランクトンを捕食する動物プランクトンも大量に繁殖して行きます。
特にカラヌス・プルムクルス(動物プランクトンの1種です)を
食べる事で多くの脂肪系を貯め込んでいます。
北の海にやって来た魚は、動物プランクトンを捕食する事によって
脂がある美味しい魚になります。
●カラヌス・プルムクルスは、体長が2mm(ミリメートルです)程度〜3mm程度です。
植物プランクトンの脂質であるDHA(ドコサヘキサエン酸です)が含まれています。
●DHAは、人間の体内で生産できない不飽和脂肪酸です。
癌抑制作用、血栓の予防、血圧低下、コレステロール値の低下、
学習能力や記憶力の向上、生活習慣病の予防などに期待できます。
一般的な摂取方法は、魚介類から食事によって取り入れます。
豊富な栄養と冷たい水温が回遊魚だけではなく、北の海に元々生息している
魚類の身体に食事を通じて、たくさんの脂肪を貯めている事になります。
つまり、南海魚よりも北海魚の方が美味しいと感じやすいです。
北海魚が恵まれている事例について
①サンマ
日本の黒潮海域で生まれた秋刀魚は、北側へ回遊して行きます。
そして回遊する前の秋刀魚の脂肪による体重に占める割合は、
2%(パーセントです)程度〜3%程度です。
しかし、北の海で十分栄養分を摂取して産卵目的で南の海に戻った時は、
秋刀魚の脂肪による体重に占める割合が10%程度になっています。
②カツオ
関東地方の近海の初夏に北上中する初鰹よりも
秋に再度南下する戻り鰹の方が脂身が多いです。
●初鰹は、卵から孵化した鰹の稚魚が春に餌を求めて北上して、
成魚へ成長する北上の最中に水揚げされた鰹です。
●戻り鰹は、北上した鰹が北海道南部に到着して、
水温が低下してきた時に暖かい海域を求めて、南下する最中に水揚げされた鰹です。
