越冬野菜について
現在は、冷蔵保存技術や冷凍保存技術、輸送技術、栽培技術などの進歩で
冬の食料確保が容易になりました。
つまり、野菜を越冬貯蔵する家庭が少なくなりました。
しかし、越冬野菜は水々しさを保ったまま甘みを増した野菜です。
具体例は、大根、人参、玉ねぎ、ネギ、ジャガイモなどです。
一般的に寒さに順応性がある野菜が適しています。
さらに雪下越冬野菜(雪を利用して貯蔵した越冬野菜です)は、
積雪地域の特産物として人気になっています(雪が少ない地域に広く出荷しています)。
目次
越冬野菜について
越冬野菜は、晩秋に収穫した野菜を土の中、雪の中、地下室に保存や貯蔵して、
冬を乗り越える為の保存食です。
基本的に気温低下や積雪によって、野菜の栽培が
困難な冬に野菜不足を補う食べ物として活用されています。
越冬野菜の貯蔵時の周辺温度は、0℃(度です)以下になると、
自らの内部水分中に糖分を増加させる仕組みがあります(低温糖化です)。
つまり、水分中の糖分(不純物です)が増加する事によって、
擬固点降下(液体に不純物が溶けていると、より低い温度でないと固まらない現象です)が
発生して野菜を凍らせずに長期間貯蔵が可能です。
越冬野菜の仕組みについて
ジャガイモの糖度は、04度程度〜06度程度です。
北海道の雪山保存は、低温貯蔵した越冬ジャガイモの糖度は、12度程度〜13度程度です。
しかし、擬固点降下の作用を超える異常な寒さの場合は、
越冬野菜でも枯れてしまいます。
つまり、折角の野菜を凍らせない工夫が必要です。
具体例は、地中に埋めたり、地域の気候風土に応じた貯蔵などです。
①積雪層
野菜は、寒さで凍らない深さの雪の層に貯蔵します。
積雪量が少ない地域は、藁で野菜を覆います。
②土壌層
積雪層と土壌層の境界付近の温度は、ほとんど0度程度です。
常に適当な水分が含まれています。
