雑菌について
腐敗した食品を食べると、食中毒になりやすいです。
そして、食べ物の中でバイ菌が繁殖して食品を有害な物質に変化させたり、
雑菌が有毒な物質を分泌するからです。
基本的に食中毒は、主に2種類に分類できます。
細菌自体が中毒の原因になる感染、細菌が出す毒素が原因になる毒素です。
さらに毒素は、細菌が食品中で繁殖して毒素を出す毒素や
人間の体内に入ってから毒素を出す生体内毒素があります。
目次
雑菌について
雑菌は、細菌やウイルスの事です。
ちなみにウイルスは、生物学的に生物ではないです(物体です)。
生物ではないウイルスは、宿主である生物を離れて増殖する事ができないです。
つまり、生物ではない食品や死んだ魚介類などの中で増殖できません。
食品や魚介類は、腐敗させる事ができないです。
腐敗は、食べ物が雑菌に侵されて有害な物質に変化する事です。
一般的に発酵と腐敗は、人間の都合で区別しています。
人間にとって有用なモノが発酵、人間にとって有害なモノが腐敗です。
ちなみに発酵は、食べ物が微生物によって他の物質に変化する現象です。
具体例は、味噌、醤油、塩辛などです。
雑菌の種類について
①サルモネラ菌
動物の腸内、下水、河川などの様々な場所に生息しています。
人間の腸内で増殖すると、食中毒に繋がります。
特に鶏卵に付着している事があるので要注意です。
②ブドウ球菌
人間の皮膚、傷口、粘膜などに生息しています。
食べ物に付着して増殖をしていきます。
そして、エンテロトキシンを生産します(毒素です)。
100℃(度です)・30分間の加熱でも毒素が失われないです。
ちなみに予防策は、感染を避ける事です。
③腸炎ビブリオ菌
別名は、海洋細菌です。
海水中に生息しています。
魚介類や刺身などの食中毒に繋がります。
④病原大腸菌
人間の腸管に生息しています。
大腸菌は、体内で毒素を生産します。
最終的に中毒素症状を引き起こす可能性があります(0-157です)。
⑤カンピロバクター
牛、豚、鶏などの腸管に生息しています。
熱や乾燥に弱いです。
しかし、10℃以下の場合は長期間生存できます。
基本的に生肉と他の食べ物の接触は控えましょう。