発酵魚介類について
発酵食品は、魚介類を使用した複雑な工程で製造する食品があります。
実は、鰹節です。
微生物の作用によって、食材の味や栄養価を高める事ができます。
しかし、発酵食品は、塩分濃度が比較的高いので塩分の取り過ぎに繋がります。
そして野菜は、ビタミンやミネラルが多く含まれています。
特にカリウムは、食塩の成分であるナトリウムを体外に排出する働きがあります。
毎食野菜を食べる事で効率良くカリウムを摂取できます。
目次
発酵魚介類について
発酵魚介類は、魚の発酵食品です。
①鰹節
日本で有名な調味料です。
そして枯節は、鰹を極限まで乾燥した発酵食品です。
同時に重層的な食品で有名です。
②糠漬け
石川県の能登半島地方で有名なトラフグの卵巣の発酵食品です。
ちなみにフグは、テトロドトキシン(猛毒です)を所有しています。
毒がある部位は、フグの種類によって異なります。
食味で最高ランクのトラフグは、毒がある肝臓、血液、卵巣だけです。
他の部位は、毒がないです。
枯節について
鰹を3枚に下ろして、身の部分を水で煮ます。
皮を剥いで、形を整えて半乾燥します(生利節です)。
生利節に燻製して香り付けをします(カビを付けます)。
純粋培養したカツオブシカビを噴霧して繁殖します。
その後、カビを削り落として再度乾燥します。
つまり、カビ付けや乾燥を繰り返す事で枯節ができます。
基本的に数ヶ月程度〜2年程度かかります。
重量は、生身の20%(パーセントです)です。
カビの菌系を通じて、内部の水分まで取り除かれて完全乾燥します。
発酵と熟成が進行してたんぱく質や核酸が分解して、アミノ酸や核酸成分が発生します。
旨味成分の凝縮した保存食品ができます。
糠漬けについて
トラフグの卵巣を塩漬けにして1年程度置きます。
水に晒して塩抜きをして、糠付けにして1年程度置きます。
フグのテトロドトキシンは分解されて、無毒に繋がります。
現在は、無毒化した化学的な根拠が不明です。
厚生労働省の研究調査データによると、無毒として認可しています。