杏仁豆腐について
フルフルとした食感が持ち味の杏仁豆腐は、あんずの種を粉にした杏仁霜を使用したスイーツです。
そして、ゼラチンの量を少なめにすると・・・とろっとした杏仁豆腐にする事ができます。
さらに薬膳料理の1種として杏仁は、肺や腸に効く薬として中国では伝えられていました。
漢方利用やデザートなどの独特な1面がある杏仁豆腐は、
喉止めに期待されている食品の1つとして中華文化が広がっています。
目次
杏仁豆腐について
杏仁豆腐は、中華人民共和国で発症したお菓子です。
別名は杏仁羹、唐音などです。
そして、薬膳料理として有名です。
薬膳料理は、中医学理論によって食材と中薬を組み合わせた料理です。
効果、栄養、味、形、香りなどを揃えた食養生の1種です。
乾性咳嗽や喉息などの治療薬である仁を粉末した杏仁霜を使用しています。
苦みを消す為に甘くして服用しやすいように調整した料理です。
主に食用向けの苦みの弱い甜杏仁を利用する事が多いです。
さらに日本では、果物を混ぜ込んで入れたフルーツ・ポンチ風の香港スタイルが馴染んでいます。
ちなみに発祥地である中国の場合は、杏仁を磨り潰して搾り取った白い汁を寒天で冷やし固めて作ります。
杏仁の粉末である杏仁霜やミルク・アーモンドエッセンス等を使用した簡易なやり方です。
杏仁豆腐の作り方について
美味しい作り方は、フルーツの盛り方がポイントです。
バット等に流して冷やして、固まったら大きいスプーンで器に盛っていきましょう。
メロンやマンゴーなどのフルーツをトッピングすると見た目が変わっておしゃれ感を演出できます。
①牛乳は600ml(ミリリットルです)、無糖豆乳は120ml、杏仁霜は大さじ3、グラニュー糖は50g(グラムです)、
粉ゼラチンは5g、グラニュー糖は大さじ2、くこの実は大さじ1、レモン汁は小さじ1/2、水は大さじ4です。
②粉ゼラチンは水大さじ2(分量外です)にふり入れてふやかして置きます。
③鍋に杏仁霜を入れて牛乳(半量です)を少しずつ注ぎ入れます。
④ヘラで少し混ぜて弱火にして杏仁霜を混ぜながら溶かしていきます。
⑤グラニュー糖、残りの牛乳、無糖豆乳を入れて中火で掛けます。
⑥火が通ってきたら止めて、事前の準備していたゼラチンを入れて余熱で混ぜて溶かします。
⑦火を止めて鍋の具材をボウルに移します。
⑧ボウルの底を氷水に当てて、全体的に混ぜながら冷やしていきます。
⑨冷やした後、器に流し込んで冷蔵庫で2時間程度冷やして固めます。
⑩冷やしている間に大さじ2のグラニュー糖、
水を耐熱ボウルに入れて電子レンジ(600Wです)で約20秒程度加熱します。
⑪レモン汁、くこの実を入れて粗熱が取れたら冷蔵庫で少し冷やします(シロップの完成です)。
⑫器にシロップを添えて完成です(4人分です)。