オリーブオイルと健康について

料理の世界では、地中海式料理が人気カテゴリーになっています。

そして、オリーブの樹の恵みを生かして人間が持っている自然治癒力を高める事ができます。

食事療法は美味しく、効用が長続きしなければ意味がないです。

さらにオリーヴオイルは、多種多様な抗酸化物質を含んだ皮、種、実の成分が入っています。

特に日本は、地産地消文化が根強いです。

地元で取れる食材の魅力とオリーブの実から搾油された天然オイルが組み合わせる事が可能です。

目次

オリーブオイルと健康について

オリーブオイルは、モクセイ科の植物油です。

健康面としては、動脈硬化の予防が注目されています。

 

動脈硬化は、全身に血液を送る血管内に悪玉コレステロールが溜まって、

血液の流れが悪化する生活習慣病です。

そして悪玉コレステロール(LDLです)は、免疫細胞(マクロファージです)の死骸からできます。

主に体内に侵入した細菌やウイルスなどを駆除する働きがあります。

さらに、血液中の悪玉コレステロールが活性酸素によって酸化した酸化LDLを主食としています。

泡沫細胞に変化して、コレステロールになって血管内に集積します。

 

動脈硬化の仕組みについてです。

①動脈の壁にコレステロールなどが溜まります。

②壁が厚くなります。

③血管の内側が狭くなります。

④血液の流れが悪化します。

⑤弾力性がなくなっていきます(動脈硬化です)。

⑥臓器に障害が発生して生活習慣病に繋がっていきます。

 

動脈硬化による生活習慣病の発生先についてです。

脳卒中…脳の血管が動脈硬化になっていくと生じやすいです。

目底出血…目の血管が動脈硬化になっていくと生じやすいです。

胸部大動脈瘤…心臓周辺の血管が動脈硬化になっていくと生じやすいです。

心筋梗塞・狭心症…心臓の血管が動脈硬化になっていくと生じやすいです。

腹部大動脈瘤…腹部の血管が動脈硬化になっていくと生じやすいです。

腎硬化症・腎動脈狭窄症…腎臓の血管が動脈硬化になっていくと生じやすいです。

末梢動脈疾患…足の付け根の血管が動脈硬化になっていくと生じやすいです。

 

血液中の活性酸素を減らす事で、コレステロールが減少します(動脈硬化予防です)。

つまり、オリーブオイルは他の油よりも

抗酸化作用が高いポリフェノールが多く含まれています。

オリーヴオイルを摂取していくと、LDLの参加を防ぐ可能性が高いです(血流改善です)。

地中海式ダイエットについて

オリーブオイルを中心とした食事方法が、世界各地で行われています。

そして適量のワイン、毎日コップ6杯分の水が適正です。

 

①毎日摂取したい食品群

穀物(米、パスタ、パン、大麦、芋類などです)、

野菜、豆類、フルーツ類、オリーブオイルです。

 

②週に2回程度〜3回程度の食品群

卵、鶏肉、魚介類、デザートです。

 

③月に2回程度〜3回程度の食品群

その他の肉類です。

オリーブオイルとダイエットについて

オリーブオイルは、食べるだけではないです。

匂いを嗅ぐ事で、良い効用が得やすいです。

そしてオリーブオイルに含まれている2つの香り成分があります。

 

ヘキセナールと(E)-2-ヘキセナールは、肝臓で糖分を吸収を阻害します。

人間の満腹中枢を刺激する働きがあります。

一般的に糖尿病やメタボリックシンドロームなどは、食べ過ぎによって発症する生活習慣病です。

しかし、オリーブオイルの匂いを嗅ぐ事によって、

無理をせずにダイエットができやすいです。

つまり、オリーヴオイルの香りは、長時間満腹感を得られるからです。

オリーブオイルと糖尿病について

糖尿病は、血液中の血糖値(ブドウ糖です)が高い状態が続く事で、

血管の障害が引き起こされて全身に被害を及ぼす生活習慣病です。

ちなみに国内糖尿病患者と予備軍は、2016年度調査で約1000万人程度です(国民病です)。

そして糖尿病発生率が高い県は、香川県です。

有名な讃岐うどんは、血糖値の上昇率であるGI値が高い県民食です。

主な原因は早食い、具が少ない事、甘い味付けなどです。

 

糖尿病対策は、血糖値の急激な上昇が起こりにくい食品の摂取です。

低GI値食品である玄米、パスタ、ナッツ類、ひよこ豆、レンズ豆などがあります。

糖質を比較的多く含みますが、インスリンの過剰分泌を招きにくいです。

しかし、うどんの場合は、無数の空洞があります。

空洞が多いと、表面積が増えるので消化酵素が作用しやすくなります。

つまり、消化吸収がスムーズに進行するので、血糖値が急激に上昇しやすいです。

 

麺類の中で太りにくい食品は、パスタ類です。

オリーブオイルを使用したパスタは、糖尿病の食事療法に向いている食事パターンです。

そしてパスタ料理は、主にデュラム小麦を利用した小麦の粉と水で生産されます。

ちなみに、パスタのGI値はうどんのGI値の半分以下です。

さらに、小麦粉を水でこねて、強い圧力をかけて細い穴から押し出す製法で生産されています。

空洞が少なく、消化吸収に時間がかかります(断面の隙間が小さいからです)。

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