ブランデーの造り方について
醸造酒を蒸留してアルコール分の多い部分を集めた
お酒であるブランデーは、基本的にアルコール度数が高いです。
ちなみにアルコール度数は、40度程度〜50度程度です。
そして醸造酒は、酵母によってアルコール発酵させた酒です。
さらに蒸留酒はブランデー、ウイスキー、焼酎などがあります。
ブランデーグラスに入れて、香りを楽しみながらストレートで飲む事が一般的です。
目次
ブランデーの造り方について
ブランデーは、果実酒を蒸留したお酒です。
一般的には、白葡萄酒を蒸留したタイプが有名です。
①蒸留
発酵後のワインを早く蒸留します(風味の変化対策です)。
●単式蒸留法は、コクやフルーティな香りなどのバランスが良い原酒が得られます。
●半連続式蒸留法は、癖が強い原酒が得られます。
●連続式蒸留法は、一定の安定した品質を得られます。
②熟成
オーク(樫です)の樽に入れて熟成させます。
琥珀色になって、次第にまろやかな味わいになっていきます。
ちなみに蒸留されたばかりの原酒は、無色透明で荒々しく刺激的な味をしています。
ちなみに樽は、フレンチオークが多いです。
③ブレンド
原酒を独特なブレンドにする事で、様々なタイプのブランデーが完成します。
主なブランデーについて
●葡萄を原料としたブランデー
①コニャックは、フランスのコニャック地方で作成されたブランデーです。
②アルマニャックは、フランスのアルマニャック地方で作成されたブランデーです。
③マールは、フランス地方で作成されたブランデーです。
ウイン向けのブドウの絞りカスが原料です。
④グラッパは、イタリア地方で作成されたブランデーです。
ウイン向けの葡萄の絞りカスが原料です。
⑤フィーネは、イタリア地方で作成されたブランデーです。
質の悪いワインを蒸留したタイプです。
⑥オルーホは、スペイン地方で作成されたブランデーです。
樽熟タイプもあります。
⑦ピスコは、ペルー地方で作成されたブランデーです。
熟成しない無色です。
●葡萄以外を主原料としたブランデー
①スリヴォヴィッツは、主原料がプラムです。
②カルヴァドスは、主原料が林檎です。
③オープストラーは、主原料がリンゴと西洋梨です。
④キルシュヴァッサーは、主原料がさくらんぼです。
⑤フランボワーズは、主原料が木イチゴです。
ブランデーの熟成期間について
ブランデーは、熟成の期間によって区別されています。
基本的に5年程度〜25年程度です。
そして産地は、フランスのコニャック地方とアルマニャック地方が有名です。
①エクストラ
熟成期間が長いです。
②X.O
③ヴィエイユ・レゼルヴ
④ナポレオン
⑤レゼルヴ
⑥V.S.O.P
⑦V.O
⑧トロワゼトワール
熟成期間が短いです。