唐辛子の種類について

中華人民共和国や大韓民国などで生産している唐辛子は、

主に天鷹式、望都式、益都式、甜椒式があります。

韓国は、チョンヤンやハンバンドウが有名です。

そしてチョンヤンは、コチュジャン向けのトウガラシです。

カプサイシンが0.1%(パーセントです)程度です。

さらにハンバンドウは、キムチ向けのトウガラシです。

カプサイシンが0.03%程度です。

ちなみにカプサイシンは、とうがらしの辛味をもたらす主成分です。

目次

唐辛子の種類について

唐辛子は、ナス科トウガラシ属の果実です。

 

①天鷹式

大きな特徴は、強い辛味です。

豆板醤の原料で有名です。

日本は、中国河北省から輸入しています。

カプサイシンが0.3%程度〜0.4%程度です。

基本的に麻婆豆腐、エビチリなどに活用しています。

 

②望都式

大きな特徴は、辛味です。

コチュジャンの原料で有名です。

日本は、中国河北省から輸入しています。

カプサイシンが0.1%程度です。

少し黄色みを帯びた果実なので多品種とブレンドして

ドレッシングやソースとして利用されています。

基本的にトッポギ、ビビンバなどに活用しています

ちなみに、韓国でも多く生産しています。

 

③益都式

大きな特徴は、やや辛味です(ほとんど辛くないです)。

料理の色付けで有名です。

糖度11以上なので甘い果実とコクがあります。

日本は、中国山東省から輸入しています。

カプサイシンが0.01%程度〜0.1%程度です。

基本的に糸切料理に活用しています。

ちなみに、採れたての新鮮な果実から種子と胎座を取り除いて加熱料理すると、

強い甘味を感じる事が期待できます。

ちなみに、韓国でも多く生産しています。

 

④甜椒式

大きな特徴は、辛味がないです。

甘味付けで有名です。

日本は、中国甘粛省から輸入しています。

カプサイシンが0.001%程度〜0.008%程度です。

基本的に炒め物、色付け、甘味付けなどに活用しています。

アジアの唐辛子について

①プリックキーヌー

大きな特徴は、強い辛味です。

トムヤムクンの原料で有名です。

タイ料理で人気の唐辛子です。

基本的にカオマンガイに活用しています。

ちなみにカプサイシンが0.6%程度〜0.8%程度です。

 

③プリックガリアン

大きな特徴は、辛味が弱いです。

タイとミャンマーの国境付近で暮らしているカレン族によって伝達された唐辛子です。

独特な香りで有名です。

基本的にタイスキ、ソースの香り付け、粉末状などに活用しています。

 

④プリックユアック

大きな特徴は、辛味がないです。

小さいピーマンで有名です。

成熟前の緑色の状態でも赤く着色した状態でも収穫できます。

基本的に肉料理に活用しています。

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