雪国の問題点について
屋外に積もっている白い雪は、清潔感が低いです。
つまり、雪を食べる行為は避けましょう。
そして雪国は、様々な問題を抱えています。
具体例は、酸性雪とアシッドショックなどです。
ちなみに雪を食べると、融解エネルギーが消費されるので体力が弱っている人は危険です。
融解は、物質が固体から液体になる現象です。
固体の温度を融点まで上昇させる為に熱エネルギーが必要です。
さらに固体が液体に変化する過程で熱エネルギーも必要です。
融解熱(潜熱です)によって、液体自体の中にエネルギーが吸収されるからです。
目次
雪国の問題点について
①酸性雪
日本の雪国は、日本海から蒸発する水蒸気で雪が生成されています。
つまり、Na(ナトリウムです)やCl(塩素です)などの
海水起源のイオンが多く含まれています。
そして、中華人民共和国から飛来する窒素酸化物や硫黄酸化物などの
人為起源の大気汚染物質も微量に含んでいます。
つまり、雪の酸性度が高くなります。
基本的にpH(水素イオン指数です)の濃度が低いです。
●水素イオン指数は、溶液の酸と塩基の程度を表す物理量です。
②アシッドショック
冬の間に積もった雪が急速に融け出す時(春先です)に、
積雪中の化学物質が一斉に川や湖などに入り込む現象です。
冬に雪がほとんど解けない地域の場合は、
冬の間の大気降下物が積雪内に蓄積されて行きます。
春の雪解けによって、濃縮された大気降下物が流出します。
酸性雪について
環境省の研究調査データによると、全国50箇所で実施した第3次酸性雨対策調査で
降水中の月平均のpHは、春〜冬にかけて徐々にpHが小さくなっています。
特に日本海側(11月程度〜翌年02月程度です)は、pHが小さいです。
つまり、降ってくる雪の酸性度が高いです。
雪国は、酸性雨よりも酸性雪の方が深刻な問題になっています。
アシッドショックについて
川水や湖水などのpHが一時的に急低下します。
魚やプランクトンなどの衰弱化や大量死に繋がります。
具体例は、スカンジナビア半島、北アメリカ大陸東部などです。
土壌が雨水の酸を中和する力が弱い地域は、被害が大きいです。
ヘリコプターを使用して池や湖などに酸性中和剤を撒く事もあります。
つまり、陸水生態系に悪い影響を与えます。
その他の雪国の問題点について
積雪中は、イオンの水に溶け込む物質だけではないです。
黄砂、煤、PM2.5などの粒子物質も含まれています。
結果的に雪は、清潔ではないので食べない事を推奨されています。
●黄砂は、東アジア内陸部の砂漠や乾燥地域などの砂塵が強風を伴う砂塵嵐によって、
上空に巻き上げられて、春を中心に東アジアの広範囲に飛散して地上に降り注ぐ気象現象です。
●煤は、有機物が不完全燃焼を起こして生じる炭素の微粒子
●PM2.5は、炎症反応や血液中に混入などの恐れがある微小粒子状物質です。
