鰒が毒を含んでいる事について

鰒の毒は、テトロドトキシン(TXXです)が含まれています。

主に鎮痛剤として医薬品に利用されています。

そしてテトロドトキシンは、フグ目を表す学名です。

さらに、テトラオドン(4枚の歯を持つ意味合いです)から名付けられました。

基本的にフグは、速く泳ぐ事ができないです。

外敵に遭遇すると、体を膨らまして、同時に体の表面から毒を出します。

敵を威嚇して、毒によって外敵を嫌がらせたり、退かせたりします。

目次

鰒が毒を含んでいる事について

鰒の皮膚は、テトロドトキシンを貯蔵する線組織があります。

そして捕食魚に襲われると、瞬間的に線組織から大量のテトロドトキシンを放出します。

捕食魚は、味覚器でテトロドトキシンを感知して鰒を避けます。

ちなみに鰒の卵は、強い毒があります。

海に放置された受精卵を守る事も担っています。

鰒と毒の関係性について

鰒の毒は、自身から形成していないです。

つまり、餌として外部から取り込まれた毒が体内に蓄積されただけです。

 

毒化した渦鞭毛藻をヒトデや2枚貝などが食べます。

そして、2枚貝やヒトデを鰒が食べます。

つまり、食物連鎖によってフグが毒化します。

●渦鞭毛藻は、植物プランクトンと動物プランクトンの中間的な単細胞藻類の1群です。

一時に多量に発生して、赤潮を引き起こす原因に繋がります。

魚介類に被害を与えますが、海の生産者と消費者でもあります。

主に葉緑素があるので光合成するタイプや珪藻を捕食して栄養源にするタイプに分かれます。

 

鰒以外の魚で同じ餌を食べていても、毒化しないです。

食べてすぐに排泄してしまうからです。

しかし、鰒は積極的に餌として取り入れます。

つまり、毒が蓄積されやすくなります。

 

テトロドトキシンは、鰒自身にも毒です。

フグが毒で死なない理由は、単にテトロドトキシンに対しての強い抵抗力があります。

一般的に通常の魚の300倍程度〜500倍程度に匹敵します。

つまり、抵抗力を超えるテトロドトキシンを投与すると、耐えきれずに死んでしまいます。

ちなみに自然界の海は、抵抗力の範囲を超えないのでフグが生きていけます。

 

毒化した仕組みを証明できる題材は、養殖した鰒です。

養殖したフグは、毒がないです。

具体例は、トラフグ、クサフグなどです。

孵化した稚魚から無毒の餌を与えて、人工飼育しているからです。

つまり、魚がテトロドトキシンに対する抵抗力の差によって生存が大きく関わっています。

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