焼酎の基礎知識
スナックや居酒屋などでボトルキープ(劣化対策です)した焼酎やウイスキーなどが多いです。
最近は、ファミレスで焼酎のボトルキープが始まりました。
女性でもボトルキープしやすい時代になってきています。
酒の専門店以外でボトルキープできるファミレスは、保存性の高さが重要です。
さらに焼酎は、香りと味に雲泥の差が生じるので適正管理が大切です。
目次
焼酎の基礎知識について
焼酎は、アルコール度数が高い酒類です。
蒸留酒の1種です。
主な原料は穀物類、芋類などです。
大きな特徴は、糖質がゼロです(コクが増します)。
水割り、お湯割り、オンザロックなどで割って飲む事が多いです。
①連続式蒸留焼酎
別名は、焼酎甲類です。
アルコール度数は、36度未満です。
連続式蒸留器で蒸留して高純度エタノールを生成して加水にします。
主な原料は酒粕、廃糖蜜などです。
②単式蒸留焼酎
別名は、焼酎乙類です。
アルコール度数は、45度以下です。
単式蒸留器で蒸留します。
主な原料は米、麦などです。
焼酎の保存方法について
①原料不良臭
別名は、芋いたみ臭です。
傷んだサツマイモを原料として発生する劣化臭です。
特にお湯割りの場合は、気づきやすいです。
主にさつまいもを切断して放置しておくと、切断面の酸素が活性化して異臭が発生します。
低音場所で補完すると、腐敗して異臭が発生します。
サツマイモの傷口にコルク質の物質(腐敗対策です)を分泌して異臭が発生します。
ちなみにサツマイモ自体は、長期保存が可能な野菜です。
しかし、条件によって異臭を発生させてしまいます。
②油臭
焼酎のボトルを紫外線入りの蛍光灯や太陽光などによって、
温度の高い場所に放置していると発生します。
本格焼酎や泡盛は、脂肪分の脂成分が原料に含まれています。
そして焼酎油は、脂肪酸エチルエステルです。
空気に触れたり、紫外線を浴びる事で酸化臭が発生します。
つまり、酸化分解して油臭が起きます。
③対策
太陽光が当たらない温度の低い場所、暗い場所、
ボトル開封後はできるだけ早めに飲むなどです。
醸造酒と蒸留酒と混成酒について
①醸造酒は、米や麦などの原料を酵母してアルコール発酵させて造られています。
具体例は日本酒、ビール、ワイン、黄酒などです。
一般的には、そのままお酒を味わいます。
そして日本酒のアルコール度数は、15%(パーセントです)程度です。
ワインのアルコール度数は、9%程度〜14%程度です。
ビールのアルコール度数は、4.5%程度〜5.5%程度です。
ちなみに、二日酔いになりやすいです。
②蒸留酒は、醸造酒を熱してできた蒸気を冷やして再び液体にして造られています。
具体例はウイスキー、テキーラ、ウォッカなどです。
蒸留して水分を飛ばしているので、アルコール度数が高いです。
さらにウイスキーのアルコール度数は、40%程度です。
泡盛のアルコール度数は、35%程度です。
焼酎のアルコール度数は、25%程度です。
ちなみに、二日酔いになりにくいです。
③混成酒は、醸造酒や蒸留酒を原料に様々な成分を混ぜて造られています。
具体例は梅酒、リキュール、みりんなどです。
ちなみに、一般家庭で調味料として利用されている事が多いです。
酒税法によって、酒税に含まれています。