魚の種類について
日本は、海に囲まれてた島国です。
様々な地形の影響によって、水産資源が豊富です。
縄文時代の人々は、魚や貝などを食糧源として利用していました。
当時の生活跡である貝塚にたくさんの貝殻が出土しているからです。
食生活を支え続けた漁業は、長い伝統がある産業です。
つまり、世界有数の漁業国です。
目次
魚の種類について
①青魚
具体例は、鯖、鰯、秋刀魚などです。
背の青い魚で有名です。
基本的に海面の表層近くを群れで遊泳しています。
そして、背中が青色や黒色で腹側が白い体色の魚類は、
表層近くを遊泳する魚種の保護色の1種です。
②赤身魚
具体例は、鮪、鯖、鰯、鰹などです。
身の筋肉が赤く見える魚で有名です。
肉の中に血液色素たんぱく質であるヘモグロビンと
筋肉色素蛋白質であるミオグロビンが多いです。
つまり、筋肉に酸素を供給する為にあります。
③白身魚
具体例は、鮃、鯛、鮟鱇、虎魚などです。
身の白い魚で有名です。
一般的に回遊しません。
深海性の魚が多いので、餌を取る以外にあまり動きません。
つまり、多くの色素たんぱく質が必要ないです。
青魚について
比較的小型で大量に漁獲できます(一般的に単価が低いです)。
食物連鎖の下位に位置する魚種が多いです。
そして魚肉は、遊泳に適した赤身です(鮮度の低下が早いです)。
さらにEPA(エイコサペンタエン酸です)やDHA(ドコサヘキサエン酸です)などの
不飽和脂肪酸の比率が高いです。
血中の悪玉コレステロールを減少する事が期待できます。
ちなみに、大規模な回遊を行う魚種もいます。
赤身魚について
回遊魚が多いです。
高速で泳ぎ続けて、寝ている間も泳ぐのを辞めません。
生存目的で常に機敏な動きをします。
つまり、大量の酸素が必要です。
大量の酸素を効率良く利用する為に筋肉に色素たんぱく質が多いです。
色素たんぱく質の量は、筋肉100g(グラムです)当たり150mg(ミリグラムです)程度です。
白身魚について
色素たんぱく質の量は、筋肉100g当たり10mg以下です。
身が赤色の鮭や鱒は、白身魚です。
ヘモグロビンとミオグロビンは、ごく僅かしか含まれていないからです。
ちなみに鮭の身が赤い理由は、餌に入っているカロチノイド色素の1種である
アスタキサンチンが含まれているからです。