ナイアシンについて

動物性食品から植物性食品まで幅広く含まれているナイアシンは、

人の体内で必須アミノ酸のトリプトファンからも合成されます。

基本的には、食生活で不足する心配が少ないビタミン群です。

しかし、飲酒量が多い人は、ナイアシンが体内で大量に消費されるので、

欠乏症になりやすく、皮膚炎や下痢などを引き起こす原因に繋がります。

ちなみにとうもろこしを主食とする中南米地域は、

トリプトファンがあまり含まれていないので病気になりやすいです。

目次

ナイアシンについて

ナイアシンは、アルコールを分解する補酸素であるビタミン群です。

大きな特徴はエネルギー代謝の補酸素、3大栄養素の代謝をサポートする働きがあります。

3大栄養素は糖質、脂質、たんぱく質です。

そして摂取し過ぎると、肝機能障害を起こす可能性があります。

サプリメントなどで大量に摂取する事で、皮膚がヒリヒリしたり痒くなったりします。

 

さらに不足し過ぎると、皮膚炎や手足の痺れなどが見られる

ペラグラ(病気です)になりやすいです。

悪化する事で、うつなどの精神障害が生じる事があります。

ナイアシンの特徴について

ナイアシンは、水溶性なので摂取しすぎると危険なビタミンです。

血管が拡張して皮膚がかゆくなったりします。

そして、便秘や下痢などの消化器官症状に繋がります。

さらに魚介類や肉類は、ナイアシンの材料であるトリプトファンが多く含まれています。

ナイアシンの合成を促進する事ができます。

ちなみに熱に強く、調理しても成分が変化する事がないです。

ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6などのビタミン群が不足していると、

ナイアシンの体内合成力が低下してしまいます。

煮物や汁物と一緒に食べると良いです。

ナイアシンの豆知識について

ナイアシンは、アルコールを摂取した時に体内で作られる

アセトアルデヒド(物質です)を分解する時に役立ちます。

そしてアセトアルデヒドは、二日酔いの原因になる物質です。

アルコールを摂取すると、多くのナイアシンが必要になってきます。

普段からお酒を飲む人は、意識してナイアシンを摂取する事が大切です。

100g中の主なナイアシン酸含有量について

食品名 ナイアシン含有量
鱈子 49.5mg(マイグラムです)
カツオ 19.0g
豚レバー 14.0g
牛レバー 13.5g
真サバ 10.4g
ブリ 9.5g
舞茸 9.1g
鶏むね肉 8.4mg

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