カルダモンについて
インド料理に欠かせない香辛料の1つは、カルダモンです。
かつては、スパイスの女王で有名です。
ちなみにスパイスの王は、ブラック・ペパーです。
そして、最も古いスパイスの1つです(上品な芳香があります)。
さらに鞘入りカルダモンは、呼吸器系の感染症、消化不良などの病気治療に役立っています。
カルダモンについて
カルダモンは、ショウズク属とアモムム属などの複数の植物の種子から作られる香辛料です。
別名は、ショウズクです。
原産国は、インドです。
基本的にインドのカレー、ピクルス、デザートなどに使用されています。
さらにフィンランドのパンであるプッラ(カルダモンが決め手の菓子パンです)、
中東地域で飲まれているコーヒーなどに利用されています。
ちなみに中東地域は、カルダモンがコーヒーを無害化する諸説があるからです。
古代文明時代、古代ギリシア人やローマ人はカルダモンを通じて香水に利用しました。
カルダモンがインドから地中海に浸透しました。
スパイスで口臭を防いだり、催淫などに利用していました。
1000年代、アラブ商人によって陸路を通じて、中華人民共和国に伝来ました。
1500年代、船で中国に輸送されました。
16世紀、ヨーロッパ人にとっては中世時代の薬局に欠かせない薬草になりました。
当時は、香辛料の良い鎮痛効果、ユーカリ風の薬効に使用しました。
主に薬屋が消化器系の病気に対する処方に有効でした。
●ユーカリは、フトモモ科ユーカリ属の樹木の総称です。
1800年代、イギリスの農民が海外のコーヒー・プランテーションの
裏作としてカルダモンを栽培しました。
●プランテーションは、欧米諸国の植民地であった国々が
宗主国(植民地支配をしていた国です)に輸出する事を目的とした
作物を栽培する為に開発された大規模農園です。
カルダモンは、インドのケララ州西ガーツ山脈のモンスーン林周辺で栽培しています。
特にインド南部の重要な産物です。
そしてカルダモンの香味は成分は、種子が長い程長持ちしやすいです。
インド・スリランカ発祥の伝統医療であるアーユルヴェーダは、カルダモンを使用します。
処方箋として供給して、気管支の疫病に活用していました。
消化不良の中で乳製品と上手く消化できない場合の治療方法に使用されました。