北の海と南の海について
プランクトンを主食とする秋刀魚や真鰯などは、1度にたくさん漁獲できます。
そして漁獲量は、他の魚類よりも圧倒的に多いです。
さらに、大量に獲れるので魚価が低くなりがちです。
つまり、大衆魚として人気を占めています。
現在資源量が低下している真鯖や真鰯などは、魚価が高い傾向になっています。
多くの魚が日本列島に沿って南北を大回遊している中、
南北の海によって特徴が大きく異なっています。
目次
北の海と南の海について
①南の海
1年中、強い太陽に照らされるので海面近くの表層の水温が高いです。
そして底層は、低い状態です。
水温が高い海水は、軽いので常に上部にあります。
低温の海水も常に下部にあるので、上下が混ざり合っていない状態です。
つまり、底底にいる植物プランクトンが光合成をする為に
必要な窒素やリンなどの栄養塩が上層に浮上しにくいです。
表層にいる植物プランクトンを食べる動物プランクトンも少なくなります。
②北の海
冬に気温が-(マイナスです)になります。
流氷が出現して、表層の水温が底層よりも低いです。
つまり、表層の冷たく重い海水の沈下が発生します。
海水は、上下で混ざり合います。
底層にある栄養塩が上昇して、光合成に伴って表層の植物プランクトンが大量発生します。
さらに動物プランクトンは、大発生して餌が豊富な海域になります。
南北の海とプランクトンについて
①北の海
魚の餌場です。
親潮(北の海です)の動物プランクトンの量は、
黒潮(南の海です)と比較すると、数倍程度〜数10倍程度多いですです。
さらに赤道海域の場合は、数10倍以上多いですです。
②南の海
魚の産卵所です。
海水の動きが少なく、静かな海が多いので魚の産卵に向いています。
北の海の場合は、産み出された卵が海水の動きで上下に混ざるので不適な産卵環境です。
そして北の海で産卵すると、危険性が高くなります。
③食物連鎖
南の海で産卵して、孵化した稚魚は餌場を求めて北の海に行きます。
北の海で餌を食べながら体力を得た魚は、産卵の為に再度南の海に向かいます。
つまり、日本列島を南北に大回遊しています。
ちなみに魚食性がある鰹は、鯖や鰯などを食べる為に南北を大回遊します。
