蒸留酒の基礎知識
アルコール度数が高い蒸留酒は、スピリッツとして愛用されています。
そしてホワイトスピリッツは、無色の蒸留酒です(樽熟成なしです)。
具体例は焼酎、テキーラ、ジン、ラム、ウオッカなどです。
さらにブラウンスピリッツは、無色の蒸留酒です(樽熟成なしです)。
具体例はウイスキー、ブランデーなどです。
ちなみに、世界の4大スピリッツはテキーラ、ウオッカ、ラム、ジンです。
目次
蒸留酒の基礎知識について
蒸留酒は、醸造酒を蒸留して作った酒です。
別名は、スピリッツです。
大きな特徴は、蒸発しない成分を切り離す効果があります。
一般的に蒸留は、アルコールなどの蒸発する成分を凝縮して集める事だけではなく、
アミノ酸や糖分などの蒸発しない成分を切り離します。
つまり、色素は蒸留されずにほとんどが無色透明になるからです。
ほとんどの焼酎は、蒸留させて造るお酒です。
醸造酒は、原料を酵母によってアルコール発酵させて作られた酒です。
具体例はビール、ワイン、日本酒などです。
蒸留の仕組みについて
蒸留は、液体を熱してできた蒸気を冷やして再び液体にして精製・分離する事です。
大きな特徴は、沸点の差を利用している事です。
●水の沸点は、100℃(度です)です。
●アルコールの沸点は、約78.3℃です。
主な蒸留の仕組みは、水とエタノールの混合物を枝付きフラスコに入れて火をつけます。
蒸気が試験管へと導かれて、再び液体になります。
そして、混合物を熱したらアルコール分が先に気化します。
その後、冷却する事で残った水分だけアルコール濃度の高い液体が誕生します。
ちなみに単式蒸留器は、元々のアルコールの約3倍程度の液体を得れます。
現代は、蒸留酒だけではなく、石油や香水などにも応用されています。
アルコール度数の仕組みについて
ウイスキー、ブランデー、ウオッカ、テキーラ、ラム、ジンなどの蒸留酒は、
アルコール度数が40%(パーセントです)以上が多いです。
しかし、焼酎のアルコール度数は、15%程度〜25%程度です。
そして日本の焼酎は、割水によって意図的にアルコール度数を落としています。
焼酎の原酒は、アルコール度数が40%前後です。
水やチェイサーなどを用意して飲むのが一般的です。