大便について
人間の体は、口から肛門まで
約9m(メートルです)程度の消化管があります(大人の場合です)。
基本的に口から摂取した食べ物や飲み物は、胃や小腸などで消化吸収します。
その後、大腸に移動します(盲腸、結腸、直腸の順序です)。
主に糞便を固くする為に、腸管の壁にある血管へ水分と塩類を吸収させる働きがあります。
ちなみに大腸は、直径約6cm(センチメートルです)程度です。
目次
大便について
大便は、動物の消化管から排出される固体状の排泄物です。
うんこは、水が79%(パーセントです)、腸壁細胞の死骸が7%、
腸内細菌類や細菌の死骸が7%、食べ物の残りカスや消化液が7%です。
そして糞の量は、平均で1日200g(グラムです)程度〜300g程度です(大人の場合です)。
大腸にやって来た食べ物や飲み物は、液状です。
しかし、大腸壁によって水と水に溶けているミネラルが吸収されます。
さらに小腸で消化吸収できなかった成分は、腸内細胞や
細胞の死骸などを含めた固形化して糞に変わります。
最終的に糞は、肛門を通じて排出されます。
大腸の仕組みについて
大腸は、蠕動運動(筋肉が伝播性の収縮波を生み出す運動です)をして
食べ物や飲み物を輸送します。
大腸壁から粘液が分泌されて、うんこによる摩擦を減らしています。
そして大腸内にいる細菌は、100兆個以上存在しています。
基本的に小腸までで消化吸収できなかったモノの1部を餌として生息しています。
具体例は、こんにゃくです。
こんにゃくの大部分は、小腸までに消化されないです(食物繊維を多く含んでいるからです)。
しかし、大腸内にいる細菌の餌になるので消化吸収されます。
ちなみに100g(グラムです)当たりのコンニャクは、
5kcal(キロカロリーです)程度あります。
ほとんどの大腸菌は、非病原性です。
ビタミンを合成したり、有害な細菌の増殖を抑えたりします。
つまり、健康上最も重要な臓器です。
ちなみに大腸菌は、大腸の全細胞菌数の1/1000程度です。
一般的に口に入った食べ物が肛門から
糞として排出されるまで24時間程度〜72時間程度かかります。
正常なうんこの色は、黄掲色です。
胆嚢から生成される胆汁に含まれている色素(ビリルビンです)が
大腸内で黄掲色のステルコビリンになるからです。