ビールの飲み方について
ビールは、工夫次第で美味しく飲む事ができます。
具体例は注ぎ方、グラスの選び方などです。
そしてビールは、個性をより深く楽しむ為にグラス選びが重要です。
基本的に特定の銘柄専用のグラスが用意されています。
それぞれのビールの個性を堪能する為に必要だからです。
さらに1975年の世界のビール生産量は、8024万kℓ(キロリットルです)、
2015年の世界のビール生産量は、1億8864万kℓです。
ちなみに、麒麟麦酒株式会社の研究調査データです(キリンビールです)。
目次
ビールの飲み方について
ビールは、麦酒です。
そして1度注ぎは、グラスにビールを注いで、1/4程度まで泡を立てた後にグラスを傾けます。
最初の泡が持ち上がるようにして、グラスの側面にゆっくりビールを注いでいきます。
徐々にグラスを起こしながら、泡:ビールが3:7になるように注ぎます。
➀1回目
グラスの真ん中のまま、低い位置から徐々に高く勢い良く注ぎます。
グラスが泡でいっぱいになった後、泡:ビールが5:5になるように調整します。
⓶2回目
グラスの真ん中のまま、優しく注ぎます。
泡がこぼれない程度にいっぱいになるまで注ぎます。
泡:ビールが4:6になるように調整します。
➂3回目
グラスの真ん中のまま、泡をそっと持ち上げるように注ぎます。
泡がこぼれそうになるまでやった後、飲み口から1cm(センチメートルです)程度~
1.5cm程度まで泡をゆっくり持ち上げながら注ぎます。
3度注ぎで崩れにくく、消えにくい泡が完成です。
ビールのグラスについて
➀ピルスナー向け
すっきり爽快な喉越しです。
縦長で高さがあるグラスが向いています。
⓶ヴァイツェン向け
クリーミーな泡を他のしえっます。
上部の膨らんだ部分が泡立ちを持続させるグラスが向いています。
➂エール向け
時間をかけて豊かな味わいです。
パイントグラスが向いています。
➃香りを楽しみたい人向け
グラスの半分程度に注ぐ事によって、泡立ちと香りが保つ事ができます。
チューリップ型グラスが向いています。
ビールのグラスの質について
➀木製
熱が伝達にしにくいです。
温度を保つ事ができます。
⓶陶器
きめ細かいクリーミィな泡を形成できます。
まろやかな味わいが期待できます。
ちなみに釉薬(陶磁器の表面に付着したガラス層です)をかけていない場合は、
表面がザラザラしているので効果的です。
➂磁器
ガラス風の泡立ちが良いです。
すっきりした味わいが期待できます。
ちなみに釉薬をかけている場合は、
表面がツルツルしているので効果的です。
➃金属
熱が伝達しやすいです。
ビールの冷たさをすぐに感じられます。
ビールの泡について
飲み物をグラスに勢い良く注ぐ事で、空気を巻き込んで比較的大きな泡ができます。
炭酸入りの飲料品は、液中に溶け込んだ炭酸ガスがたくさんの細かい泡となってつ飛び出します。
ビールの場合は、成分が気泡を包み込むのですぐに消えません。
つまり、しっかりとした泡ができます
炭酸ガスは、水に溶けにくい性質があります(疎水性です)。
ビールは、疎水性成分が集まっているからです。
主に麦芽のたんぱく質やホップの苦み成分が、炭酸ガスを
コーティング(定着可能な物質で覆う事です)して
多糖類が補強しているのでビールの泡が消えにくいです。
さらに、苦くなります。
ビールの泡は、口当たりが良くなってまろやかな苦み成分が泡に移ります。
ビールが空気に触れるのを防ぐ蓋の役割も果たしています。
ゆっくり時間をかけて美味しいビールを味わう事が可能です。