オリーブオイルの基礎知識

日本の調味料として馴染み深いオリーブオイルは、食用油で人気です。

そして抗酸化作用、生活習慣病などの予防として注目されています。

さらに健康、美容、医療などのライフスタイルに大きな影響力を及ぼしている

オリーヴオイルは、肌に塗る事で皮膚を健やかに美しく保つ効能があります。

ちなみに、古代フェニキア人が暮らしていた地中海最大の島であるシチリア島で、

オリーブオイルが発見されています(地層から生活の痕跡があります)。

目次

オリーブオイルの基礎知識について

オリーブオイルは、モクセイ科の常緑植物で使用された油です。

樹高は、6m(メートルです)程度〜10m程度です。

乾燥地や荒地などで育成されていて、古来から愛用されています。

そして、オリーブの実から加熱せずに搾って得られるエキストラバージンオリーブオイルは、

天然搾りたてのジュースとして有名です。

さらに健康や料理などの食用油、調味料として地中海沿岸部を中心に栽培されています。

 

オリーブオイルは、キリスト教などの宗教的な儀式に利用されています。

古代ギリシャ時代のオリンピックでは、オリーブの葉の冠が優勝者に贈呈されていました。

オリーブ自体が神秘的な生命力を維持しています。

さらに旧約聖書で有名なノアの方舟は、大洪水によって世界が海の底に沈んだ後に、

漂流する船から放たれた鳩が、7日後にオリーブの枝をくちばしを

くわえたまま戻ってきた話があります。

オリーブオイルと健康について

オリーブオイルは、悪玉コレステロールを減らします。

糖尿病の改善、心臓失患、動脈硬化などの病気に予防効果があります。

そしてオリーブオイルの葉は、ポリフェノールが多く含まれています。

赤ワインの2.2倍、緑茶の3.3倍に匹敵します。

さらに、果実と同様にビタミンE、カルシウム、鉄分、

エレノール酸、オレイン酸なども含まれています。

最近は、ヘルスケアや予防医療として使用されています。

 

1950年、ミネソタ大学生理衛生研究所の研究調査データによると、

地中海沿岸の人々とアメリカ人や北欧人の食事におけるカロリー・脂肪の摂取量は、

ほぼ同じレベルにも関わらず、心臓病による死亡リスクが地中海沿岸国の人々、

フランス人、イタリア人、ギリシャ人などの方が低いです。

ちなみに調査対象国はアメリカ合衆国、日本、ギリシャ、イタリア、

フィンランド、旧ユーゴスラビア、オランダです。

対象者数は、13万2763人です。

 

つまり、アメリカ合衆国や北欧人は、バターなどの動物性脂肪を摂取する事が多いです。

地中海沿岸の人々は、オリーブオイルなどの天然の植物油を摂取する事が多いです。

オリーブオイルと美容について

オリーブオイルは、肌の保湿や皮脂のバランスを整える作用があります。

人間は、加齢に伴って皮脂の分泌量が減少していきます。

基本的に減少ペースは、男性よりも女性の方が早いです。

20代をピークとして、皮脂成分が減っていきます。

つまり、20代からスキンケアを取り組む事が重要です。

 

肌にハリを与えるビタミンA、肌を保護するビタミンE、

皮膚の水分を補い保つ効果があるリノール酸が豊富に含まれています。

直接、肌に塗る事で非常に優れたスキンケア効果が期待できます。

そして、人間の皮脂成分はスクワレン、トリグリセライドが多いです(サラッとした油です)。

ゴリラやオランウータンの皮脂成分は、パラフィンが多いです(ざらついた油です)。

 

化粧水のみを肌に塗った場合は、2時間経過した時点で

皮膚の水分量は塗る前とほぼ同じレベルに落ちてしまいます。

しかし、化粧水を塗った後にオリーブオイルをさらに塗る事で、

2時間後も水分量が落ちにくいです。

つまり、保湿効果が期待できます。

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