ワインのホストティングとワイングラスについて

レストランでボトルワインをオーダーすると、

ホストテイスティングを勧められる事があります。

そして、実際に味わう事でワインの品質に問題がないかをチェックします。

ラベルを見て注文通りのワインが出されているか確認する事もできます。

基本的には、自分で行います。

さらに不安や自信がない時は、ソムリエに任せる事もできます。

目次

ワインのテイスティングについて

ワインは、ぶどうを採用した醸造酒です。

醸造は、アルコール発酵によって造られる製造手段です。

テイスティングをする時は、専用グラスを用意します。

グラスが変わると、ワインの香りと味わいも変化してしまうからです。

 

①ラベルを確認します。

銘柄やヴィンテージなどが注文通り又はラベルをチェックします。

特にヴィンテージは間違っている場合があるので注意しましょう。

 

②色を確認します。

グラスを傾けて、ワインが澄んでいる事を確認します。

濁っていないか、コルクの破片やオリなどが浮かんでいないかなどをチェックします。

 

③香りを確認します。

遠くから少しずつグラスに鼻を近づけて、香りをチェックします。

グラスを回して香りを際立たせて、さらに香りを確認していきます。

 

④味わいを確認します。

ワインを口に含んで、甘味・酸味・渋味・果実味などの味わいを確認します。

口に含んだ時の第一印象と飲んだ後の余韻も意識しましょう。

ワイングラスの持ち方について

●ボウル…ワインが入る部分です(カップです)。

様々な形状があるので、楽しみ方が増えます。

 

●フット…グラスを支える部分です(台、プレートです)。

安定させる為に本体の直径と同じ場合が多いです。

 

●スラム…ボウル部分と台を繋ぐ部分です(脚です)。

基本的に日本人は、脚を持ってワインを飲む事が多いです。

 

①脚の部分を持ちます。

日本では、主流の持ち方です。

体温によって、ワインが温まるのを防ぎます。

 

②ボウルを持ちます。

海外のレストランでは、主流の持ち方です。

ワインを飲む時にワイングラスを回す理由について

●スワリング…ワインを飲む時にグラスを回す仕草です。

主な目的は、香りを引き出す為です。

ワインは、空気に触る触れると酸化が進行します。

グラスの内壁全体にワインが行き渡って揮発するので、より多くの香りが立ち上がります。

酸味や渋みなどを抑えて、味に丸みを生み出す効果もあります。

 

グラスを持ち上げて、自分の方に向けて回転させます。

基本的に右利きの人は反時計回り、左利きの人は時計回りに回します。

慣れていない人は、テーブルにグラスを置いたまま静かに回します。

そして、他人にワインがかからない配慮が必要です。

同席した人にワインがかからないように自分の体の方にグラスを向けます。

さらに、グラスは決して回しすぎない事です。

1度飛んでしまった香りは、元に戻らないので注意しましょう。

ワイングラスを掲げる事について

テイスティングの最中にグラスを目線の高さに掲げている理由は、

ワインの色、粘性、透明度などを確認する為です。

テーブルからグラスを持ち上げてワインを光にかざすと、

色合いや濃淡などが分かりやすいです。

そしてコンディションの良いワインは、輝きと透明感があります。

濁っていたり、オリが浮かんでいたりする時は、

ボトルの管理が悪いなどの劣化している可能性があります。

さらにワインの粘性は、グラスの内壁を見ます。

ワインの雫が、内壁をゆっくりと流れ落ちている時は粘性が高いです。

果実味などが凝縮された質の良いワインの証拠です。

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