容積圧縮式冷凍機について

冷凍機は、物体から熱を奪って周囲の温度以下に冷却して、大気中に熱を捨てます。

基本的に冷凍は、人の手によってモノを自然の温度以下に下げます。

しかし、一般的に冷却は、温度を氷点(セ氏零度です)まで下げる事です。

そして冷凍は、氷点以下に下げる事です。

ちなみにセ氏零度は、水が氷結する時や氷が融解時の温度です。

つまり、物質の凝固点や融解点です。

容積圧縮式冷凍機について

容積圧縮式冷凍機は、冷媒が圧縮機で加圧されて高温高圧のガスになります。

そして凝縮器で冷却されて、液体になります。

膨張弁を通じて、低圧の状態で蒸発器に送られて、気化して周囲の熱を奪います。

つまり、周囲の水や空気を冷却します。

●冷媒は、低温部から高温部に熱を運ぶ流体です。

冷媒が気化時に空気中の熱を奪って、圧縮をかけて液体化する事で熱を放出します。

 

①往復動冷凍機

別名は、レシプロ式冷凍機です。

圧縮機が往復駆動します(ピストンの往復運動で冷媒を圧縮する冷凍機です)。

空調向けは、100冷凍トン程度〜120冷凍トン程度以下の

中型冷凍機や小型冷凍機に利用されています。

一般的に安価ですが、振動や騒音が大きいです。

●冷凍トンは、0℃(度です)の水を24時間で0℃の氷にする能力です。

100冷凍トンの場合は、0℃の水100t(トンです)を24時間で氷にする能力です。

つまり、1冷凍トンは1日(24時間です)に1tの0℃の水を氷にする為に除去すべき熱量です。

 

②遠心冷凍機

別名は、ターボ冷凍機です。

高速回転する羽根車の遠心力を利用した遠心圧縮機で凝縮圧力まで高めて作動します。

空調向けは、100冷凍トン程度以上の大型冷凍機に使用できます。

特に保守管理が容易です。

 

③回転式冷凍機

別名は、ロータリー式冷凍機、スクリュー式冷凍機、スクロール冷凍機です。

基本的にピストンの往復する部品を持たずに、ネジや渦巻きを組み合わせて、

回転させたり、旋回させたりする事によってガスを圧縮する機械が含まれています。

●ロータリー式冷凍機は、全密閉式圧縮機を活用した小容量向けです。

具体例は、ルームエアコンです。

●スクリュー式冷凍機は、回転圧縮機を活用した容量制御が容易です。

特に負荷変動に対応しているので安定性があります。

具体例は、ビル空気調和向けの大容量のヒートポンプチラーです。

●スクロール冷凍機は、回転運動で圧縮します。

具体例は、小容量向けルームエアコンです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です