食欲が引き起こる仕組みについて

口から入った食べ物は、食道を通じて胃に入ります。

そして、蠕動運動をして胃液と一緒に混ぜ合わせます。

さらに、十二指腸(小腸です)に送り出されます。

ちなみに蠕動運動は、胃周辺の筋肉の収縮によって生じた

くびれが波風に徐々に伝わっていく運動です。

目次

食欲が引き起こる仕組みについて

胃は、食べ物の消化を行う場所です。

一般的に大人の胃の容量は、1.5ℓ(リットルです)程度〜2.0ℓ程度です。

 

食欲をコントロールしている機能は、脳の視床下部にある満腹中枢と摂食中枢です。

人間のエネルギー源は、炭水化物です。

具体例は、米、パン、トウモロコシなどです。

●満腹中枢は、摂食行動を調整する中枢神経です。

満腹を感じさせて食欲を抑える働きを促します。

●摂食中枢は、摂食を誘発させる中枢神経です。

空腹を感じさせて食事を促します。

 

そして炭水化物が消化や吸収されて、血液中の糖(血糖値です)が増えると、

膵臓からインスリンが分泌されます。

さらに、糖を細胞組織に取り込みます。

血糖値が一定値まで上昇すると、エネルギーが溜まっていく事が伝達して満腹中枢が働きます。

食欲を抑制してお腹いっぱいになっていきます。

●血糖値は、血液中に含まれているブドウ糖(グルコースです)の濃度です。

食事中の炭水化物が消化吸収されて、ブドウ糖に変わって血液に入ります。

●インスリンは、膵臓から分泌されて血糖を下げる働きをするホルモンです。

 

時間が経過すると、体内のエネルギーが消費されていきます。

摂食中枢が働いて、食欲を亢進させていきます。

つまり、お腹が空いた現象になります。

胃が消化する仕組みについて

①食道を通過した食べ物が胃に送られます。

 

②胃壁にあるヒダが上がります。

次第に全体的にヒダが伸び広がります。

 

③蠕動運動で食べ物が胃液をかき混ぜられます。

ドロドロとした液状に変わっていきます。

 

④15秒程度〜20秒程度感覚で消化した食べ物を十二指腸に送り出します。

胃と別腹の仕組みについて

大好物な食べ物や美味しい食べ物を見ると、脳の前頭葉が切り替える命令を発令します。

満腹中枢の代わりに摂食中枢を働かせます。

最終的に胃に物理的な場所を形成します。

ちなみに、脳内にドーパミンが分泌されて食欲が刺激される事もあります。

●ドーパミンは、神経伝達物質です(アドレナリン・ノルアドレナリンの前駆体です)。

 

①満腹感があっても、胃にまで少し場所があります。

 

②美味しそうな食べ物を見ると、 脳が反応してオレキシンが分泌されます。

●オレキシンは、睡眠と覚醒のスイッチング機能を担う神経伝達物質です。

 

③胃の筋肉が緩みます。

食べ物が小腸に送り出されて、胃に余裕ができます。

食欲について

①胃に食べ物が入って、ヒダが伸びます。

食べ物が胃の中に入る→血糖値が上昇と副交感神経の促進→

満腹中枢が反応→満腹感に繋がります。

●副交感神経は、臓器や器官などの働きを抑制させる自律神経です。

主に休息している時に優位に働きます。

 

②胃の消化物が小腸に送られて、ヒダが戻ります。

消化物が小腸に移動する→血糖値が低下と交感神経の促進→

摂食中枢が反応→空腹感に繋がります。

●交感神経は、臓器や器官などの働きを向上させる自律神経です。

主に活動している時、緊張している時、ストレスがある時に優位に働きます。

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