微生物について
微生物は細胞の構造や中身の違いによって、主に2つに分類されています。
基本的に原核生物と真核細胞に区別されています。
そして、地球に生命が誕生した約38億年前ですが、
現時点で現在の微生物が誕生した事が明らかになっていません。
しかし、生物学者として活動していたLynn Margulis(リン・マーギュリスです)さんが
提唱した説は、原始的な細胞構造がある原核生物が先に登場して、原核生物を
古細菌が取り込んで真核細胞へ進化してきた事が現状で有説です(細胞内共生説です)。
つまり、細胞の進化の違いが微生物の特徴に大きな影響を与えました。
目次
微生物について
①原核生物
自分の子孫を残す為に必要な遺伝子が原始的な構造(シンプルな仕組みです)をした
細胞に守られている微生物です。
具体例は、大腸菌、納豆菌、小細菌などです。
基本的に遺伝子を核膜がないです(細胞壁と細胞膜があります)。
ちなみに大きさは、約1μm(マイクロメートルです)程度です。
②真核細胞
細胞の構造が原核生物よりも複雑な構造をした細胞に守られている微生物です。
具体例は、カビ、キノコ類などです。
基本的に遺伝子が入っている核があります
(細胞壁、細胞膜、核膜、葉緑体、ミトコンドリアがあります)。
そして、細胞内にミトコンドリア(小器官です)もあります。
ちなみに大きさは、約10μm程度です。
微生物の生息状況について
①低温菌
基本的に0℃(度です)程度〜10℃程度です。
高山や海底などの低温環境で生息している微生物です。
特に冷蔵庫内の0℃以下で平気な微生物も存在しています。
具体例は、ボツリヌス菌、リステリア、エルシニア、シュードモナスなどです。
②中温菌
基本的に15℃程度〜45℃程度です。
腸内細胞や多くの微生物が生息しています。
主に酵母として発酵食品に利用されています。
具体例は、サルモネラ菌、腸炎ビブリオ、カビ、黄色ブドウ球菌などです。
③高温菌
基本的に50℃程度〜80℃程度です。
別名は、好熱菌です。
温泉、発酵した堆肥、ボイラーの熱水などの高音環境で生息している微生物です。
具体例は、メタン菌、フラットサワー原因菌、
耐熱性好酸性菌、サーモバクテリウムなどです。