オホーツク海が凍りやすい事について

北海道のオホーツク海沿岸は、毎年流氷があります。

さらに北緯約44°(度です)程度の位置に面しているので、

世界で最も低緯度まで海氷がやってきます。

つまり、北半球の海氷の南限です。

そしてオホーツク海北部は、シベリア半島からの寒い北風が海に吹き出して行きます。

海岸付近は、次々と海氷が発生して流されて行きます。

海が開いて(ポリニアです)、再度凍って流される事を繰り返します。

ちなみに一般的に海の氷が海氷、流れてくる海氷が流氷です。

目次

オホーツク海が凍りやすい事について

①シベリア半島からの寒い風

放射冷却(モノが外へ熱を出して冷える事です)で気温が-50℃(度です)以下に下がります。

寒い季節風が冬の間に北から吹いてくるからです。

オホーツク海北部の海面で凍った氷は、オホーツク海南部に押して行きます。

 

②二重構造の海

オホーツク海は、深さ50m(メートルです)程度の浅い層があります。

塩分が薄く、密度が小さいです。

さらに深い場所は、塩分が濃く、密度も大きいです。

つまり、2重構造になっています。

海面が冷える時に、表層50m程度だけで対流します。

50mの層だけが冷えて、通常の海よりも凍りやすくなります。

 

③閉じられた海

オホーツク海は、ロシア連邦のシベリア、ロシア連邦のカムチャッカ半島、

樺太島(北緯50度以北部はロシア連邦です)、千島列島、日本の北海道に囲まれています。

太平洋や日本海からの熱があまり入りにくい海です。

つまり、冷えやすい海です。

オホーツク海で塩分が薄い層が形成する仕組みについて

①アムール川からの水

そしてアムール川は、年間にオホーツク海の面積の

20cm(センチメートルです)程度分の淡水が流れています。

さらに10年分の2mの厚さの水が50mの層を薄めると、

3.5%(パーセントです)程度の塩分が3.36%程度まで薄まります。

 

②海水が凍る際に、濃い塩水が吐き出される事

春になると、海氷が融けて、薄い塩分になります。

そして北極海は、ロシア連邦のシベリアの

3大河川(オビ川、エニセイ川、レナ川です)から

年間20cm程度の厚さの淡水が流れ込みます。

つまり、オホーツク海とほとんど同様の状況になっています。

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