漢方と肥満について

肥満は、体が基礎代謝や運動の為に使用するエネルギーよりも

多くのカロリーを食事で摂取する事によって引き起こります。

そして肥満を改善する事は、食事量と運動量が基本です。

つまり、漢方だけでは頼る事がかなり難しいです。

特に漢方薬は、副作用があるのでむやみに活用すると危険です。

目次

漢方と肥満について

肥満は、体内に脂肪が過剰に蓄積している状態や

健康が脅かされるほどに太っている状態です。

そして肥満は、主に2種類に分類されます。

①かた太り

ガッチリとした体格で内臓脂肪が多い場合です。

主に便を下して脂肪代謝を上げる防風通聖散が利用されています。

②水太り

色白でぽっちゃりとした場合です。

主に余分な水を外に出して巡りを良くする防已黄耆湯が利用されています。

 

防風通聖散は、肥満症・便秘がちな人のお腹周りの脂肪を減らす効果が期待できる漢方薬です。

一般的に18種類の生薬が配合されています。

代謝を促進して、余分な水分を排出する事で便秘を改善に繋がります。

つまり、肥満を解消する働きがあります。

 

防已黄耆湯は、むくみ・水太り・肥満に伴う関節の腫れや痛み・

多汗症などに期待できる漢方薬です。

特に疲れやすく、汗をかきやすい体質で下半身のむくみが気になる人に向いています。

特に胃腸の働きを助けて、体内の余分な水分を排出する事で

むくみや水太りを改善しやすいです。

①気鬱

●柴胡加竜骨牡蛎湯は、神経過敏、不眠、

夢をよく見る場合、驚きやすい場合に対応しやすいです。

●大柴胡湯は、便秘、怒り、高血圧に対応しやすいです。

●加味逍遙散は、疲労、怒り、火照りに対応しやすいです。
 
 

②血の滞り(瘀血です)

●桃核承気湯は、のぼせ、精神不安、便秘、月経不順に対応しやすいです。

●桂枝茯苓丸は、月経不順、のぼせに対応しやすいです。

●通導散は、便秘、月経不順に対応しやすいです。

 

③水の滞り(水滞です)

●当帰芍薬散は、血色不順、冷え性、貧血、月経不順に対応しやすいです。

●五苓散は、口の渇き、目眩、雨天前に悪化しやすい場合、

たくさん水を飲んで尿が少ない場合に対応しやすいです。

 

④便秘

大承気湯は、便秘、腹痛、お腹が張っている場合に対応しやすいです。

肥満の食事療法について

①水の代謝を改善

キュウリ、ハクサイ、ハトムギ、玄米、冬瓜、小豆、緑豆、豆類、紅茶などが向いています。

 

②余分な脂肪燃焼

烏龍茶が向いています。

 

③便秘対策

ホウレンソウ、コマツナ、エノキタケ、シメジ、ゴボウ、タケノコ、

アーモンド、バナナ、パイナップル、ヨーグルト、ハチミツ、

黒胡麻、白胡麻、胡桃、胡麻油、菜種油などが向いています。

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