紅茶について

豊潤な香りが、幸せを誘う紅茶が面白いです。

秘められた物語や紅茶の世界は、もっともっと広がっていきます。

そして、山地の環境や気象が紅茶の個性を生み続けています。

仕事の合間、散歩の途中、自宅などの心が和むティータイムは、新しい発見と魅力が見えます。

さらに特別な1杯は、収穫時期や茶園にこだわって贅沢な茶葉を選ぶ事ができます。

毎日飲みたい紅茶からとっておきの日の1杯へ変わっていきます。

目次

紅茶について

紅茶は、完全に発酵させた完全発酵茶です。

大きな特徴は味、香り、水色です。

原料は、紅茶の木です(カメリア・シネンシスです)です。

ちなみに茶の木は、日本茶や烏龍茶の原料として使用されています。

日本茶は全く発酵させていない不完全発酵茶です。

ウーロン茶は、半発酵茶です。

紅茶の歴史について

農作物である茶葉は、山間部や高原などの山地の環境の違いがあります。

気象条件や収穫時期によって、味わいが異なります。

そして中華人民共和国で発酵した茶が、世界中に広がっていきました(ティーロードです)。

4世紀、茶樹の栽培は上流階級の嗜好品でした。

喫茶文化のルーツとして9世紀、日本へ遣唐使を通じて認知されるようになりました。

その後、シルクロードを経てヨーロッパやアメリカ大陸などに茶が普及しました。

 

17世紀、オランダ商人がヨーロッパ諸国で茶ブームに火をつけます。

交易のあった日本から緑茶を持ち帰った事で富裕層を中心とした茶が流行しました。

近世時代のイギリスでは、紅茶文化が栄えて世界中に茶文化を根付いています。

18世紀、欧州地域や欧米地域では緑茶と紅茶の人気が逆転して紅茶文化がより広がりました。

茶の原産地について

①インド種は、紅茶に適している茶です。

別名は、アッサム種です。

葉の先端が尖っていて、色は渋い緑色です。

寒冷地では育てにくく、熱帯地のみで生産がされています。

熱帯の強い日光を浴びる事で紅茶独特の渋みであるタンニンが生成されます。

 

②中国種は、緑茶に向いている茶です。

色が濃くて葉先に丸みを帯びています。

寒さに強いので、日本で栽培されている紅茶の葉です。

テイスティングについて

テイスティングは、紅茶に劣化や腐敗などがないかどうかを確認する為の儀式です。

主に高級レストランなどで行われています。

ちなみに、味を鑑定する事です。

 

①茶葉を入れます。

専用のテイスティングカップを使用します。

茶葉の分量は3g(グラムです)。

 

②150ccのお湯を注ぎます。

水は新鮮な水道水を使用します(基本的には、現地の水を利用します)。

高い位置からお湯を落とすと酸素もたっぷり注ぎ込まれます。

 

③3分程度蒸らします

専用の蓋をして蒸らします。

タイマーを利用して蒸らす時間は、正確に守っていきます。

④ボウルにセットをします。

抽出向けのカップに蓋をしたまま専用のボウルはにセットして紅茶を移します。

同時に何杯か作る時は、ボウルにセットしたまま抽出を待ちます。

⑤ベストドロップをします。

紅茶のエキス分がたっぷりと含まれているので、丁寧に落として完成です。

ちなみにベストドロップは、最後に落ちる雫の事です。

最後の一滴が重要です。

王道な紅茶の作り方について

①お湯を沸かします。

新鮮な水を1.5ℓ(リットルです)以上の量で沸かして、水中の酸素を残していきます。

火は95℃(度です)程度〜98℃程度が最適です。

気泡とともに水面が緩やかに波打ってきたら、火を止めます。

 

②茶葉をポットに入れます。

多くの茶葉必要がないので、1人分を2g程度として計算します。

 

③ポットに熱湯を注ぎます。

沸騰させた熱湯を茶葉めがけて勢いよく注ぎます。

やかんの注ぎ口を少し高い位置に上げて、なるべく空気を含ませるように注いでいきます。

 

④最後の一滴まで注ぎ切ります。

1杯目を注いで、2杯目以降はお湯差しなどで味を調整していきます。

 

⑤紅茶をカップに注ぎます。

抽出が進んで、ポットの中の茶葉が水分を吸って重くなります。

沈んだ状態になった時、ストレーナーや茶こしなどで紅茶を注いでいきます。

 

⑥約4分程度蒸らします。

熱湯を注いだら蓋をして、約4分程度静かに蒸らします。

ちなみにミルクは、紅茶の渋みが和らいで優しい味に変わります。

乳脂肪を含んでいる洋菓子との相性は良いです。

シュガーはグラニュー糖、角砂糖、ざらめ糖が最適です。

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