過冷却について
冷凍庫で凍らないように、浸したペットボトルの水をグラスに注ぎます。
そして注ぐ時は、ペットボトルの蓋を静かに外します。
高い位置から水を少しずつ注ぐと、水が少しずつ凍っていきます。
中心が盛り上がるように注ぐ事によって、あっという間に氷が形成していきます。
目次
過冷却について
過冷却は、水を静かな場所でゆっくり冷やす事で凝固点の0℃以下になっても凍らない事です。
●凝固点は、物質が液体から固体に変化する温度です。
500ml(ミリリットルです)のペットボトル、水、グラス、冷凍庫を用意します。
ちなみに冷凍庫は、-9℃(度です)程度〜-3℃程度の
温度で冷やせるソフト冷凍機能付き冷凍庫です。
下準備として水を入れたペットボトルを冷凍庫に入れて冷やします。
約-8℃程度の冷凍庫の場合は、10時間程度冷やします。
冷やした後は、グラスに注ぎます。
10時間程度冷やしたペットボトルの水の温度は、中心部が-4℃程度〜-5℃程度です。
凍る原則について
水の温度を下げていくと、0℃で凍り始めます。
氷ができている間は、0℃を保ち続けます。
物質によって、凝固点がそれぞれ決まっています。
過冷却の状態の水は衝撃を与えると、一気に氷になります。
コップから注いだ水が氷になる理由は、水が過冷却の状態です。
冷凍庫内は、一般的に-15℃程度〜-25℃程度です。
水を入れたままにしておくと、凍ってしまいますが、
断熱材で包んでゆっくり冷やします。
その後、-4℃程度〜-5℃程度になった時に上手く取り出します。
取り出した水を注ぐと、氷になりやすい水ができます。
ちなみに冷蔵庫によって、-3℃程度〜-9℃程度のソフト冷却機能の部屋があります。
同様に行うと、過冷却の状態が作れます。
冷凍庫の仕組みについて
冷凍庫で氷を製造する時は、過冷却の仕組みを採用しています。
しかし、冷凍庫は-20℃以下に保ち続けています。
水は過冷却状態のままになりにくく、氷になります。
さらに、過冷却状態の雨粒が木の枝に付いた瞬間に凍る現象があります(雨氷です)。