果実ジュースについて
スーパーマーケットやコンビニエンストアなどで飲み物がたくさん並んでいます。
様々なジュースがある中、食品表示上で果汁100%(パーセントです)未満の飲み物は、
ジュースとして販売する事ができないです。
つまり、果汁100%未満の飲料品は、果汁入り飲料です。
特にパッケージは、果物の輪切りの絵が100%ジュースしか使えないです。
ちなみに果汁5%未満の飲料品は、果実の絵自体を利用できないです。
目次
果実ジュースについて
果実ジュースは、果物や野菜の汁の事です。
日本の食品表示基準上は、100%果汁の事です。
①果実ジュース
1種類の果実で果汁100%の飲料品です。
②果実ミックスジュース
2種類以上の果実を混合して果汁100%とした飲料品です。
③果粒入り果実ジュース
柑橘類のさのう(みかんの1つ1つの袋の中にある細く長い袋です)、
柑橘類以外の果実の果肉を細切りにしたモノを含んでいる100%果汁飲料品です。
④果実・野菜ミックスジュース
果汁・野菜汁の混合100%飲料品です。
しかし、果汁の割合は50%以上にする必要があります。
⑤果汁入り飲料品
果汁の割合が10%以上・100%未満の飲料品です。
つまり、ジュースとして表記されていないです。
濃縮還元ジュースについて
果汁100%のストレートジュースは、絞った果汁を
殺菌作用して容器に詰めて出荷した飲料品です。
そして果汁100%の濃縮還元ジュースは、濃縮果汁を還元したモノです。
つまり、果汁100%ジュースを濃縮(水分を蒸発させる事です)して
果汁500%ジュースを形成して、再び水を入れて5倍に薄めた果汁100%飲料品です。
一般的に濃縮方法は、真空蒸発濃縮法です。
減圧した装置内で果汁を加熱して、水分を蒸発させます(低温と短時間で濃縮できます)。
濃縮する際に香りが飛んでしまうので、後に香料を投与して味を安定化します。
ちなみにストレートジュースと濃縮還元ジュースの主要な栄養成分は、
ほとんど変わらないです。
原料である果実や野菜の旬な時期が限らています。
しかし、濃縮還元ジュースは濃縮還元して冷凍保存できます。
つまり、1年中美味しいジュースを提供できる仕組みです。
さらに、1度に大量の果汁を運搬できるので輸送コストが低いです。
ストレートジュースの作り方について
①果実や野菜を用意します。
②果実や野菜を洗浄します。
③果実や野菜を絞って絞汁を生産します。
④絞汁を濾過します。
⑤調合します。
産地の異なる果汁や香料などを入れたり、混合したりします。
⑥殺菌します。
⑦充填して完成です。
濃縮還元ジュースの作り方について
①果実や野菜を用意します。
②果実や野菜を洗浄します。
③果実や野菜を絞って絞汁を生産します。
④絞汁を濾過します。
⑤濃縮します。
加熱して水分を蒸発させて、1/5程度に濃縮します。
しかし、絞汁の香りが飛んでしまいます。
⑥貯蔵して運搬します。
冷凍管理ができるので、1年を通して安定した品質で商品生産できます。
濃縮によって、体積と重量が減るので輸送コストが大幅に抑える事ができます。
つまり、ストレートジュースよりも安価になりやすいです。
⑦希釈します。
水を入れて絞汁を薄めます。
⑧調合します。
産地の異なる果汁や香料などを入れたり、混合したりします。
⑨殺菌します。
⑩充填して完成です。