屁について
胃や腸内は、口から飲み込んだ空気や腸内で発生するガスがあります。
そして、空気やガスが外部に排出されます(おなら、ゲップなどです)。
さらにアメリカ航空宇宙局(NASAです)の研究調査データによると、
狭い宇宙船内で臭く、有毒なオナラが溜まると危険です。
ガス爆発の可能性があるからです。
特に宇宙食は、高カロリーで量が少ないです。
つまり、おならの生産性が上がってメタンガスや水素ガスなども増加します。
目次
屁について
屁は、腸に溜まった気体が尻の穴から吹き出たモノです。
屁の主な成分は、窒素が約60%(パーセントです)程度〜約70%程度、
水素が約20%程度〜約10%程度、酸素が約10%程度、二酸化炭素が約10%程度、
炭酸ガスが約9%程度、その他(メタンガス、アンモニア、硫化水素、スカトール、
インドール、脂肪酸、アミンなどです)が含まれています。
●メタンガスは、炭素原子と水素原子が結合した炭化水素化合物の1種です。
●アンモニアは、強い刺激臭がある窒素と水素の化合物です。
●硫化水素は、硫黄と水素の無機化合物です。
●スカトールは、複素環式芳香族化合物の1種です。
●インドールは、ベンゼン環とピロール環が縮合した有機化合物です。
●脂肪酸は、炭素と水素と酸素が鎖状に繋がった物質です。
●アミンは、アンモニアの水素原子を炭化水素基で置換した化合物の総称です。
一般的にオナラは、1回当たり約数mℓ(ミリリットルです)程度〜約150mℓ程度です。
1日当たり約400mℓ程度〜約2000mℓ程度です。
口から飲み込まれたり、腸内で発生したガスのほとんどは、血液中に吸収されます。
肺を通じて、呼吸時に排出されます。
そして腸内は、主に大腸です。
オナラやゲップとして排出されるモノは、お腹に入ったガスの10%未満です。
おならの量は、食べ物や体調によって異なります。
屁と体について
窒素や酸素は、食べ物と一緒に口から飲み込まれた空気の成分です。
その他のガスは、腸内細菌によって形成します。
そして水素が多く含まれている理由は、大腸内に
存在している水素産生菌が水素を放出しているからです。
糖質は、胃や小腸で消化して吸収されます。
吸収不良で大腸に届いた糖質は、水素産生菌の餌として水素が生産されます。
デンプンが多い場合は、小腸で消化しにくいです。
つまり、大腸の結腸で分解されて水素ができます。
●水素産生菌は、水素を生産する細菌です(嫌気性細菌です)。
●デンプンは、植物の光合成によって形成する炭水化物です(多糖類です)。