第3回ザ・ぺニンシュラ・クラシックベスト・オブ・ザ・ベスト・アワード

2018年02月12日、世界で最も傑出した自動車の称号である

『ザ・ぺニンシュラ クラシック ベスト オブ ザ ベスト アワード』が、

ホテル『ザ・ぺニンシュラ・パリ』で受賞車を発表しました。

そして、『1936年型ブガッティ・タイプ57SCアトランティック』が選出されました。

さらにマリン自動車博物館、Rob Waltonさん(ロブ・ウォルトンです)、

Melani Waltonさん(メラニー・ウォルトンです)が共同所有するブガッティです。

第3回ザ・ぺニンシュラ クラシック ベスト オブ ザ ベスト アワードについて

ザ・ぺニンシュラ クラシック ベスト オブ ザ ベスト アワードは、世界最高の自動車賞の1つです。

世界各地のコンクール・サーキットで最優秀賞に輝いた車両8台が集まって、

最も卓越したクラシックカーに贈呈される自動車界の最高峰を称える賞です。

主催者は、ホテル運営会社である『香港&上海ホテルズ』です。

香港&上海ホテルズが運営しているザ・ペニンシュラホテルズは、

アジア・米国・欧州各地の世界の玄関口となる都市10ヶ所にあるホテルです。

そして同賞の創設者は、

香港&上海ホテルズの会長として活動しているMichael Kadoorieさんです(マイケル・カードリーです)。

同賞の目的は優れた自動車、伝統の保全、完璧な補修プロジェクトに対する共通の理解を共有しています。

さらに共同設立者であるWilliam E. Connor "Chip" Connorさん(ウィリアム、イ・チップ・コーナーです)、

Bruce Meyerさん(ブルース・マイヤーです)、

Christian Philippsenさん(クリスチャン・フィリピンです)と共に2015年に創設しました。

 

受賞車の共同所有者であるPeter Mullinさん(ピーター・ミリンです)は、『このアトランティックは、

フランス車のスタイリングに関して私が崇拝する全ての頂点を表しており、

自動車コレクター界のモナリザとして広く表記されています、

その象徴的なカーブから、航空機から着想を得たリベット(接合部品です)や

Jean Bugattiさん(ジャン・ブガッティです)がデザインした艶やかなアルミボディまで、

この車は本当に素晴らしい芸術作品です、他の有力なベスト オブ ベストの候補車と共に

この車を世界に紹介できて大変光栄に思います』というコメントを寄せました。

ちなみにピーター・ミリンマリンは、マリン自動車博物館の創設者です。

ジャン・ブガッティさんは、フランスに存在していた自動車メーカーであるブガッティの創業者です。

 

受賞車の共同所有者であるRob Waltonさんは、『他の7台の候補は本当に素晴らしいと思います、

だからこそ、この賞の獲得がさらに特別に感じられます、今回の賞により、私たちは一歩下がって、

現存する最も素晴らしいクラシックカーの品質と美しさを賞賛できます』というコメントを寄せました。

ちなみにロブ・ウォルトンさんは、ウォルマート創業者であるSam Walton(サム・ウォルトンです)の長男です。

メラニー・ウォルトンさんは、ロブ・ウォルトンさんの妻です。

 

ザ・ぺニンシュラ クラシック ベスト オブ ザ ベスト アワードについてです。

審査員は24人の自動車専門家、自動車業界の著名人、デザイナーなどです。

そしてマイケル・カードリーさんは、『私の大きな希望は、

長年の自動車ファンをワクワクさせる事に成功するだけではなく、

この賞が自動車の世界を発見したばかりの人々の新たな情熱にも火を付ける事です』というコメントを寄せました。

 

私は、伝説の自動車が賞された事に深く感銘を受けました。

特定階級の人々によって受け継がれていた車は、長い年月を経て現存しています。

当時の車は、超高級品として認知されていました。

自動車は、ヘンリー・フォードさん率いるフォード・モーターによって大量生産が実現されましたね(笑)

歴史のある物品は、高価値を維持できると思いました。

1936年型ブガッティ・タイプ57SCアトランティックについて

【参考画像】

スーパーチャージャー・エンジンを搭載したタイプ57アトランティックの4モデルの1つです。

そして、最初に作成されたスーパーカーとして認知されています。

設計者は、Jean Bugattiさんです。

大きな特徴は、マグネシウム合金製のボディパーツに火がつかないように、

外部からリベット留めされています。

さらにシャシー番号『57374』モデルは、最初に生産された自動車です。

1936年、イギリスの貴族に新車として納入されて少数のオーナーの手で受け継がれていきました。

現在は、世界で3台しか残されていない希少性の高い車です。

ちなみに生産台数は、4台です。