紫外線ミサイルについて

紫外線ミサイルは、撃ちっぱなしミサイルの主流です。

多くの空対空ミサイルと地対空ミサイルが開発されています。

しかし、紫外線は万能ではないです。

可視光よりも大気中を通過しやすく、高温になると赤外線放射強度が強くなります。

ちなみに赤外線放射強度は、放射面積が大きくなると放射する総量が増大します。

つまり、温度が高くなると増大していきます。

ちなみに、紫外線を放射する強さが物質によって異なります。

目次

紫外線ミサイルについて

赤外線は、可視光よりも波長が長いので大気の塵があっても、通過しやすいです。

つまり、夕焼けが赤色の理由は赤色が他の可視光よりも通過しやすいからです。

人間の目に感じる波長は、0.4μ(ミクロンです)帯程度〜0.8μ帯程度です。

近赤外線の場合は、0.8μ帯程度〜3.0μ帯程度です。

中赤外線の場合は、3.0μ帯程度〜6.0μ帯程度です。

遠赤外線の場合は、6.0μ帯程度〜15.0μ帯程度です。

紫外線の弱点について

大気中にある水分(H₂Oです)と炭酸ガス(CO₂です)に吸収される性質があります。

つまり、赤外線が減退していきます。

飛行機から発せられた赤外線がミサイルのシーカに到達するまでに、

減退してロックオン(目標ラインです)を妨げてしまいます。

 

水と炭酸ガスに吸収されて大気中を通過しやすい波長域に2.0μ帯程度〜2.5μ帯程度、

3.0μ帯程度〜5.0μ帯程度、8.0μ帯程度〜12.0μ帯程度があります。

つまり、大気の窓です。

対空ミサイルは、大気の窓の中にあるジェットエンジンの噴射ガスの発する4.3μ帯程度、

機体から放射する3.0μ帯程度〜5.0μ帯程度、赤外線センサーを受光する10.0μ帯程度を

光学系に組み込んでシーカ(目標を捜索・探知・追尾する為のミサイル構成装置です)に

する事ができます。

ちなみに赤外線センサーは、硫化鉛(2.5μ帯程度です)、

水銀カドミニウムテルル(3.0μ帯程度〜5.0μ帯程度・10.0μ帯程度です)、

インジウムアンチモン(3.0μ帯程度〜5.0μ帯程度です)の半導体を採用します。

 

赤外線シーカは、ミサイル先端部位の大いに入っています(IRドームです)。

赤外線を通過するセラミック材で使用されています。

通過してきた光を赤外線向けレンズで集光します。

赤外線の感度を高くする為には、ジュールトムソン効果を利用する必要があります。

つまり、冷却する事が重要です。

ちなみにジュールトムソン効果は、高圧ガスを小さいオリフィスを通して

断熱膨張する事で温度が低下する現象です。

1861年、物理学者として活動していたJames Prescott Joule

(ジェームズ・プレスコット・ジュールです)と物理学者として活動していた

William Thomson(ウィリアム・トムソンです)が提唱した法則です。

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