ビールの種類について
日本で広く飲まれているビールは、ピルスナーです。
そしてピルスナーは、日本の食事に合う事で飲まれています。
地域の食文化や気候に合わせて、美味しいビールを探求する事ができます。
さらに飲める銘柄が増えていくと、お気に入りのビアスタイルを発掘する事が可能です。
味わいや香りが豊富になっていきやすいです。
目次
ビールの種類について
ビールは、アルコール飲料品です。
一般的にアルコール度数は、5%(パーセントです)前後です。
➀エール
上面発酵で醸造するビールです。
⓶ラガー
下面発酵で醸造するビールです。
上面発酵は、発酵すると酵母が液面に上がっていきます。
常温で発酵させて短期間で仕上がって華やかな香りのビールになります。
下面発酵は、発酵するとタンクの底に沈んでいきます。
低温で長期間発酵させる事で味わい深いビールになります。
ビールのエールについて
➀ペールエール
イギリスで生まれました。
銅色のビールで豊かな香りと複雑な味わいが特徴的です。
ゆっくりと味わいながら香りを堪能するスタイルが多いです。
⓶IPA
イギリスからインドにビールを運ぶ為に改良されたビールです。
18世紀、長い航海に耐える事ができませんでした(遠くに運ぶ事が難しいからです)。
ホップの強い香りと苦味が特徴的です。
品質劣化対策の為に大量のホップが使用されています。
アルコール度数が高いので菌の増殖を抑制しました。
ちなみにIPAは、インディア・ペールエールです。
➂セゾン
ベルギーやフランスの1部の地域で農家で夏の農作業中に飲む為に、
冬の農閑期に醸造したビールです。
スパイス、ハーブ、フルーツの香りを備えた爽やかな風味が特徴的です。
➃ホワイトエール
ベルギーで誕生したビールです。
乳白色の不透明な色合いです。
麦芽化しない小麦を入れて、クリーミーな味わいと爽やかな酸味が特徴的です。
⓹トラピストビール
ベルギーを中心にヨーロッパの修道院で鋳造されたビールです。
修道院のレシピを原型に味を再現しています。
現在は、醸造所で造られている事が多いです。
ちなみに、アビィビールもあります。
⓺フルーツエール
醸造工程でフルーツを使用したビールです。
フルーツのフレッシュな香りが特徴的です。
ホップがビールに与えた苦味がフルーツの甘味によって抑えられています。
基本的に苦味が苦手な人向けです。
⓻ポーター
イギリスのロンドンで誕生したビールです。
ココア風のコクがある事が特徴的です。
ちなみに、ロンドンに到着した物品を市内各所に配達していたポーターさんが、
好んで飲んでいた事で呼ばれるようになりました。
⓼バーレイワイン
大麦のバーレイを利用した酒(ワインです)です。
アルコール度数が高い事(8%程度~14%程度です)と苦みよりも甘味がある事が特徴的です。
ちなみに1部の銘柄は、樽で熟成します。
⓽スタウト
アイルランドでポーターを研究して完成したビールです。
漆黒な色合い、きめ細やかな泡、豊富な苦みが特徴的です。
⓾ヴァイツェン
小麦の麦芽は、50%以上利用されています。
ヴァイツェン酵母によるクローブ風やバナナ風の香りときめ細やかな泡が特徴的です。
ちなみにドイツ語は、小麦です。
ビールのラガーについて
➀ピルスナー
1842年、チェコの醸造所で生まれました。
透き通った黄金色とホップの苦みが特徴的です。
スッキリとした爽快な喉ごしです。
キリン1番搾り生ビールが有名です。
⓶ラオホ
豊かな香りが楽しめます。
スモーク料理と相性が良いビールです。
ちなみにドイツ語は、煙です。
➂シュバルツ
ドイツのバイエルン地方で誕生しました。
コーヒー風やチョコレート風の香ばしさが特徴的です。
ちなみにドイツ語は、黒です。
ビールの自然発酵関連の種類について
➀ランビック
野生酵母を使用しているベルギーの伝統的なビールです。
独特の強い酸味とチーズ風の香りが特徴的です。
そして酵母は、生産地が限られています(自然発酵で醸造しています)。
⓶クリーク
スミミザクラ(さくらんぼの1種です)を浸して樽の中で2次発酵したビールです。
酸味が強い事が特徴的です。
➂グーズ
樽で2年程度~3年程度熟成させたランビックと
熟成が1年程度の若いランビックをブレンドしたビールです。
心地よい酸味が特徴的です。
さらに、瓶に詰めてから瓶内発酵が行われます。
シャンパン風の炭酸が含まれています。