宇宙の元素について
人間を構成している元素は、地球を構成している元素とほとんど同じです。
つまり、宇宙空間や恒星の誕生と爆発によって生まれた元素です。
基本的に原子番号が増す事によって、存在度が小さくなっていきます。
宇宙の元素は、99.9%(パーセントです)程度が水素とヘリウムで構成されています。
目次
宇宙の元素について
宇宙は、地球の大気圏外の空間や地球を含んでいる各天体の大気圏外の空間です。
元素は、物質を構成する元になるモノです。
宇宙の元素存在度は、水素とヘリウムが全体に占める割合が圧倒的です。
主な要因は、宇宙が高温環境や高密度環境でビックバンが始まったからです。
つまり、灼熱宇宙です。
電子、陽子、中性子は、ビックバンから約1/10万以内に誕生しました。
約3分後は、宇宙の温度が約10億℃(度です)程度まで低下します。
●ビックバンは、宇宙が非常に高温高密度の状態から始まって、
大きく膨張する事によって低温低密度になっていった膨張宇宙論です。
散らばっていた陽子と中性子が結び付いて、
リチウムやヘリウムなどの軽い原子核が生まれました。
その後、8万年程度後に宇宙の温度が約3000℃程度まで下がった事によって、
散らばっていた原子核と電子が結び付きました。
つまり、原子が誕生しました。
陽子の数が偶数の場合は、隣り合う奇数のモノよりも多く存在しています。
つまり、陽子は2個でペアになっている事が安定化に繋がっています。
半端な核子(陽子や中性子です)がいると、変化しやすいです。
宇宙に存在する元素の量は、陽子の性質が影響を及ぼしています。
地球の軽量化について
地球は、年々軽くなっています。
地球は、宇宙空間の塵が重力によって引き寄せられています。
1年間に約4万t(トンです)程度、降り注いでいます。
しかし、地球は毎年約5万t程度ずつ軽くなっています。
主な要因は、原子番号の若く、軽い元素です。
水素原子(原子番号が1です)2つで構成されている水素分子(H₂です)、
ヘリウム原子(原子番号が2です)は、軽すぎて地球の重力で引き留められないです。
つまり、宇宙空間に逃げて行きます。
毎年地球から失われている量は、水素が約9万5000t程度、ヘリウムが約1600t程度です。
増加分と減少分を足し合わせると、地球から毎年約5万t程度の質量が減少しています。
しかし、現在は地球上の水素やヘリウムが十分な量を確保しています。
結果的に水素が無くなるまで、あと数兆年程度かかります。