バッテリーについて
ACジェネレーター(交流発電機です)が発電した交流電気は、
レギュレータ(電圧を調整する装置です)で直流電気に整流します。
つまり、バッテリーへ供給されます。
そしてバッテリーは、エンジンを始動させる為の重要な部位です。
ちなみに一定以上の回転でエンジンが回っていると、
スパークプラグ(ガソリンと空気の混合気に電気的に点火する装置です)に火花を飛ばしたり、
必要な電力を自らが持つACジェネレーターが発電する電力で賄える事ができます。
目次
バッテリーについて
バッテリーは、電装部品で必要になる電力を蓄える電池です。
大きな特徴は、充電して繰り返して使えます。
電圧は、自動車やオートバイなどで12V(ボルトです)が主流です。
1部のビンテージバイクや小型排気量車は、6Vが多いです。
バッテリーの特徴について
エンジン始動時、セルモーター(内燃機関を始動させる為のモーターです)を動かす電源や
エンジン停止時の電装部品がバッテリーの電気に全て委ねられます。
そして12Vのバッテリーは、バッテリー内部に6つに分類されています。
1つずつの部屋があります(セルです)。
さらに、1セル当たり約2.1Vです(12Vが6セル、6Vが3セルです)。
セルの中は、プラス極板とマイナス極板が3枚程度〜5枚程度重なっています。
ちなみに両端は、マイナス極板になっています。
電極間は、接触を防ぐ為に特殊セパレーター(板状材です)が入っているので、
それぞれのセルが電解液(バッテリー液です)で満たされます。
つまり、バッテリーは放電と充電を繰り返す事によって
内部が活発化して電力を蓄える事ができます。
しかし、長時間エンジンを動かさないと放電が続くのでバッテリーが上がります。
バッテリーの種類について
①密閉型バッテリー
別名は、MFバッテリーです(メンテナンスフリーです)。
現在、主流のバッテリーで有名です(メンテナンスの手間が不要だからです)。
内部で発生したガスを化学反応で再び電解液を吸収します。
つまり、セパレーターに電解液を含んでいるので電解液を補充する手間がないです。
さらに、電解液が漏れる恐れもないです。
②開放型バッテリー
バッテリー内の化学反応によって、酸素ガスや水素ガスが発生します。
ガス抜きの排気口があるので開放する事ができます。
つまり、電気の放電や充電時に発生するガスを大気中に放出します。
しかし、電解液が減るので定期的な補充が必要です。
オートバイのバッテリーについて
バイクのバッテリーは、両電極に鉛を利用した鉛蓄電池が採用されています。
プラス極板が過酸化鉛、マイナス極板が海綿状鉛、電解液が希硫酸です。
鉛と硫酸の化学反応によって、電気が蓄えられます。