コンクリートについて
コンクリートは、耐酸性や耐塩性に優れています。
機械的な条件や化学的な条件などによって、気象状況に耐えやすい複合材料です。
そして鉄筋コンクリートは、構造的に耐久性が強いです。
コンクリート自体がアルカリ性なので内部の鉄筋が錆びにくいです。
セメント内に含まれている鉱物が水と反応して
水酸化カルシウム『Ca(OH)₂です』が生成されるからです。
しかし、ひび割れが生じやすいです。
ちなみに水や空気の浸透は、耐久性を阻害する原因になるので鉄筋で対策していきます。
目次
コンクリートについて
コンクリートは、骨材を結合剤によって固めた複合材料です。
セメント、水、砂、砂利を混ぜて生成します。
大小の骨材粒をセメントペースト(セメントと水です)で結合した複合材料です。
結合材であるセメントペーストは、セメントの水和反応によって次強度を発現します。
さらに材料の比率は、コンクリートの品質に大きく影響します。
つまり、セメントと水の比率で強度が決まります。
水の量(単位水量です)によって、乾燥収縮やひび割れの発生が左右されます。
固まらないコンクリート(フレッシュコンクリートです)が
打設可能な流動性を確保する為に単位水量をできるだけ少なくします。
砂利40%(パーセントです)、砂30%、水20%、セメント10%です。
①セメントペーストは、セメント+水です。
②モルタルは、セメントペースト+砂(細骨材です)です。
③コンクリートは、モルタル+砂利(粗骨材です)です。
鉄筋コンクリートについて
鉄筋コンクリートは、圧縮に強く・引張に弱いコンクリートを
引張に強く・粘り強さがある鉄筋で補強した複合材料です。
大きな特徴は、高い強度の建造物を建設する事ができます。
火に強いコンクリートなので、鉄筋を被覆する事で火災時の高温常温で同等の値です。
つまり、温度変化に対して一体性を保つ事ができます。
さらに鉄筋コンクリートは、自重が大きいです。
支える部材自体が大きくなるので、地震力も大きくなります。
鉄筋コンクリート構造の柱は、建物の荷重を指示する部材です。
曲げモーメント、せん断力、軸力を受けます。
つまり、柱の破壊は建物に致命的な影響を与えます。
地震時に生じる圧縮力やせん断力に対して余裕がある設計が重要です。
①耐震壁
地震の横揺れに耐える壁です。
開口部はほとんどないので、柱や梁などの骨組みにネジや金具で固定されています。
鉄筋コンクリート構造は、見た目がほとんど変わりませんが
内部に入っている鉄筋の量や壁の厚みで補強されています。
つまり、横揺れの負荷を抑える事ができて倒壊のリスクが低いです。
②非耐震壁
横揺れに対して耐力がない壁です。
大きな開口がある壁です。
主にドア用の壁や窓が取り付けされている壁などです。
柱や梁などに固定されていません。
つまり、横揺れに耐えられずにそのまま倒壊する恐れがあります。