【就活】事務機器【業界研究】
事務関連機器は、先進国で市場が成熟期を迎えています。
そして最近は、IT関連の製品と組み合わせて提案をする事が多いです。
働き方革命や生産性の向上などの法人向けに注力しています。
さらに新興国向けは、大きく伸びています。
今後は、人工知能(AIです)などを生かして付加価値を高める戦略が目立ちます。
構造改革や業界再編などの可能性が広がっています。
目次
事務機器について
事務機器産業は、成長率がまずまずです。
主にオフィス向けの事務全般で使用する機器です。
プリンターなどの情報機器が多いです。
そしてコピー、FAX(ファクシミリです)、
スキャナーなどの複数の機能を備える複合機が有名です。
本体の販売や消耗品の交換などで収益に貢献しています。
さらに複写機は、本や原稿などを複写する装置です(コピー機です)。
ビジネス機械・情報システム産業協会の研究調査データによると、
2018年度の世界事務機器出荷数は、1兆4679億円です(前年比1.7%増です)。
しかし、複写機や複合機は低下しています(8842億円です・前年比-1.7%減です)。
ちなみに、3年連続伸び悩んでいます。
そして、印刷会社向け製品の商業印刷、衣類やラベルに印刷する産業印刷などの
周辺ビジネスが増えています。
さらにITを組み合わせた複合機サービスとして、
マネージド・プリント・サービスがオフィスの課題解決に役立てるサービスを強化しています。
つまり、複合機でオフィスの文書をデータとして活用できます。
パソコンで出力したり、スマホ・タブレットでメール共有、
文書や写真等のデータ提携できるクラウドサービスなどの多様なサービスに進化しています。
2010年、カメラ大手企業であるキヤノンが、
オランダ世界印刷機大手企業であるオセを買収しました。
機械大手企業である富士ゼロックスが、オーストラリア世界事務機サービス大手企業である
アップストリーム・プリント・ソリューションズを買収しました。
米国世界事務機器大手企業であるゼロックスが、
米国世界情報技術サービス大手企業である
アフィリエーテッド・コンピューター・サービシズを買収しました。
2014年、電気機器大手企業であるコニカミノルタが、オーストラリア
世界業務向け印刷コンサルティング大手企業であるエルゴアジアPtyを買収しました。
2016年、電子計測機器世界大手企業であるヒューレット・パッカードが、
大韓民国世界総合家電大手企業であるサムスン電子のプリンター事業を買収しました。
国内の事務機器について
①キヤノンは、オフィス複合機最大手企業です。
売上高は、3兆9519億円です。
営業利益は、3429億円です。
総合オフィス複合機、プロジェクターなどに特化しています。
HPにレーザープリンタのOEMを供給しています。
ちなみに、インクジェットプリンター世界第2位大手企業、
A3レーザー複合機・複写機世界第3位大手企業です。
②リコーは、オフィス複合機大手企業です。
売上高は、2兆132億円です。
営業利益は、868億円です。
プロジェクター、販路などに特化しています。
ちなみに、A3レーザー複合機・複写機世界最大手企業です。
③シャープは、オフィス複合機大手企業です。
売上高は、2兆4000億円です。
営業利益は、841億円です。
コンビニ向けに特化しています。
④コニカミノルタは、オフィス複合機大手企業です。
売上高は、1兆591億円です。
営業利益は、624億円です。
米国向けA3カラーに特化しています。
ちなみに、A3レーザー複合機・複写機世界第4位大手企業です。
⑤富士ゼロックスは、オフィス複合機大手企業です。
売上高は、1兆56億円です。
営業利益は、964億円です。
富士フィルムホールディングスとゼロックスの子会社です。
⑥東芝テックは、オフィス複合機大手企業です。
売上高は、4768億円です。
営業利益は、179億円です。
POS、中華人民共和国向けなどに特化しています。
東芝の子会社です。
⑦OKIは、オフィス複合機大手企業です。
売上高は、4414億円です。
営業利益は、175億円です。
LED複合機に特化しています。
⑧京セラドキュメントソリューションズは、オフィス複合機大手企業です。
売上高は、3751億円です。
京セラの子会社です。
ちなみに、A3レーザー複合機・複写機世界第5位大手企業です。
⑨パナソニックは、プロジェクター大手企業です。
売上高は、8兆27億円です。
営業利益は、4114億円です。
スポットライト型に特化しています。
⑩NECは、プロジェクター大手企業です。
売上高は、2兆9134億円です。
営業利益は、584億円です。
国内のその他の事務機器について
①セイコーエプソンは、インクジェットプリンター大手企業です。
売上高は、1兆896億円です。
営業利益は、713億円です。
インクジェットに特化しています。
ちなみに、インクジェットプリンター世界第3位大手企業です。
②ブラザー工業は、インクジェットプリンター大手企業です。
売上高は、6839億円です。
営業利益は、719億円です。
インクジェットプリンターに特化しています。
③船井電機は、インクジェットプリンター大手企業です。
売上高は、1055億円です。
営業利益は、6億円です。
インクジェットプリンター製造に特化しています。
④カシオ計算機は、プロジェクター大手企業です。
売上高は、2981億円です。
営業利益は、302億円です。
超短焦点プロジェクターに特化しています。
海外の事務機器について
①ゼロックスは、印刷機器世界大手企業です。
売上高は、1兆7600億円です。
富士ゼロックスと製品・ITサービスを相互供給しています。
ちなみに、A3レーザー複合機・複写機世界第2位大手企業です。
②ヒューレット・パッカードは、インクジェットプリンター世界最大手企業です。
売上高は、5兆8400億円です。
純利益は、5300億円です。