防災設備の用語集

建物は、外敵や風雨などから身を守る役割があります。

犯罪や災害が起きた時、大きな被害を受ける事になるので人命に危険が及ぼします。

防災対策をして安心して活動できる事が重要です。

そして建物内にある非常口は、平常は閉じています。

しかし、突発事故が発生した際に開きます。

出入口を確保する事によって、防火活動に繋がります。

防災設備の用語集について

①住宅用火災警報装置

火災時にブザー、音声、光などで火災の発生を居住者に知らせる装置です。

2006年、改正消防法によって設置が義務付けられました。

●煙感知方式は、一般的な火災警報装置です。

●熱感知方式は、キッチンに採用されている火災警報装置です。

 

②非常口

火災や事故などの非常時の避難に使用する出入口です。

最寄りの非常口へ誘導する為に案内板や誘導灯を設けています。

 

③非常階段

建築基準法は、避難階段として取り扱っています。

火災時の緊急時に多くの人が安全に避難できるようにする為の階段です。

地上に出られる階に直接接続される事が必要です。

●屋内避難階段は、耐火構造として避難階まで直通する階段です。

●屋外避難階段は、耐火構造として地上まで直通する階段です。

●特別避難階段は、避難階段よりも安全な構造や仕様がある直通する階段です。

具体例は、バルコニー方式、自然排煙方式、機械排煙方式などです。

 

④直通階段

避難階へ直接通じる階段です。

建物の規模、用途、床面積に応じて設置が義務付けられています。

 

⑤避難階

直接地上へ通じる出入口がある階です。

 

⑥非常用侵入口

非常時に消防隊が破壊して進入できるようにした建物の開口部です。

建築基準法によって、3階以上の階で

高さ31m(メートルです)以下の部分に設置が義務付けられています。

 

⑦避難はしご

建物から避難する為に利用できる梯子です。

避難器具の設置対象の建物のほとんどに使用できます。

●固定式避難はしごは、建築物に固定されています。

●立て掛け式避難はしごは、建築物に下階から上階へ立て掛けています。

●吊り下げ式避難はしごは、建築物に上階から下階へ吊り下げています。

 

⑧スプリンクラー

別名は、散水消化器機です。

火災発生時、自動的に大量の水を噴出して消化していきます。

水道配管が必要なので設置コストがかかります。

しかし、設置すると防火区間を広げる事ができます。

 

⑨連結送水管

外部から消化活動が困難な部分に取り付けられている消防隊専用の送水栓です。

ポンプ車によって、加圧された消化用水を送水栓に接続して放水口へ送水します。

基本的に7階建て以上の高層建築物、地下街などに設置します。

消防隊が放水口にホースを接続する事で消化活動ができます。

 

⑩2方向避難

建築物で2つの避難経路を確保しておく事です。

火災時の避難で1つの避難路が塞がれた場合は、

階段やバルコニーなどから別の避難経路を確保する事ができます。

建築基準法は、建物の用途や規模によって義務付けられています。

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