海藻の種類について
海藻類は、馴染みが深い食べ物です。
日本人の食卓に並ぶ機会が多く、世界的に海藻を食べる文化は珍しいです。
一般的に胞子によって繁殖するので、茎、葉、根に分かれていないです。
日本人が食べている海藻類は、主に3種類あります。
主に褐藻類、紅藻類、緑藻類に分類しています。
目次
海藻の種類について
海藻は、海の中に生えている藻類です。
①褐藻類
具体例は、ワカメ、ヒジキ、メカブ、モズク、アラメ、昆布などです。
基本的に褐色や黄色をしています。
日本だけで約400種類程度あります。
②紅藻類
具体例は、海苔、テングサ、トサカ海苔、不海苔、エゴ海苔などです。
基本的に赤い色素を持っています。
体の色は、紅色、黄紅色、暗紅色などをしています。
③緑藻類
具体例は、アオサ、ミル、海ぶどうなどです。
基本的に綺麗な緑色をしています。
主に汁物やサラダ料理の脇役として担っています。
褐藻類について
①昆布
日本の味を支配している海藻で有名です。
特にグルタミン酸(体内で合成する事ができる非必須アミノ酸の1種です)を
豊富に含んでいるので、日本料理に欠かす事ができない成分です。
主にリラックス効果、血圧を下げる効果、ストレスを軽減効果などに
期待できるGABA(ギャバです)を生成します。
2005年度の日本の昆布生産量は、約12t(トンです)程度です。
中華人民共和国の場合は、80万t程度です。
北海道が天然物の生産量を95%(パーセントです)以上を占めています。
ちなみに、日本の昆布生産量内で養殖物が35%です。
②アラメ
乾燥したアラメを水で戻して炒めたりして食用する事が多いです。
特に佃煮にして食べる事もできます。
紅藻類について
①テングサ
寒天の原料です。
②エゴ海苔
郷土料理に活用しています。
福岡県がおきゅうと、佐賀県がえごねりで有名です。
③トサカ海苔
刺身のつまみ、海藻サラダなどで使用できます。
緑藻類について
①ウミブドウ
プチプチとした食感が特徴的です。
酢の物、サラダに利用できます。
②アオサ
海苔の佃煮で有名です。
そのまま乾燥させるモノや板状に炒めたりしたモノが多いです。
③ミル
全体的に松の木風の末広がり方をしています。
万葉集に登場した事で昔から馴染みがある海藻です。