病棟について

入院患者さんは、病院のベッド(病床です)で治療を受けます。

そして診療科や病床の種類ごとに部屋が分かれています。

同じ種類の病床の集まりが病棟です。

さらに、建物やフロアによって異なります。

一般的に病棟は、同じ階の中でも外科病棟や内科病棟などに分類されている事もあります。

病棟について

病棟は、入院患者さんが治療や療養を行う場所です。

つまり、同じ病床の集まりです。

一般の患者さんが治療を受ける一般病棟、長期の治療が必要な療養病棟、

リハビリステーションが必要な患者さんが入院するリハビリ病棟などがあります。

それぞれ適切な数の病床が用意されています。

 

各病棟にナースステーションがあります(いつでも看護師が待機しています)。

現在は、医師が一緒に待機している事が多いので、

スタッフステーションとして呼ばれる事があります。

そして見舞客が面会できるラウンジ(インターネットコーナーがある病院が増えています)、

医師が患者さんに病状や診療方針を説明する部屋を設けている病院もあります。

さらに売店や患者さんが入院生活に必要なモノを購入できます。

ちなみに、付添者や面会者も利用できます。

 

一般病棟の場合は、個室、2人部屋、4人部屋、6人部屋などの様々な病室があります。

そして大部屋の場合は、健康保険が適用されます。

しかし、個室の差額料金は病院が決めます。

つまり、患者さんの自己負担になります。

さらに患者説明室、特別室、医師当直室、看護師控室、倉庫、浴室、トイレなどもあります。

ちなみに病院の実際の業務は、医療の高度化や専門分化に対応する為に、

病床よりも細かく分けて進められています。

 

病棟は、病室をまとめて管理や運営します。

診療科やケアの必要度によって、エリアを区切っています。

物品、設備、スタッフさんの配置を効率化します。

同じ病棟内でも病状によって患者さんごとに必要とされているケアは異なります。

 

病床の広さやスタッフさんの見守り頻度などを定めている要件を満たすと、

特定入院料と診療報酬点数が適用されます。

一般病床の場合は、特定集中治療室管理料、緩和ケア病棟入院料などです。

精神病棟の場合は、精神科救急入院料です。

療養病棟の場合は、回復期リハビリテーション病棟入院料です。

つまり、機能に応じて設定されています。

●特定入院料は、特定の病棟・治療室・患者さんに対して、集中的な治療・ケア・特定の

疾患に対する入院医療などを評価する為に設定される診療報酬の1種です。

別名は、包括点数です。

含まれている医療行為は、入院料の種類によって異なります。

●診療報酬点数は、医療行為ごとに定められた点数です(医療費の計算の基礎になります)。

1点当たり10円として計算されます(全国一律の価格です)。

診療報酬は、厚生労働大臣が定めています(通常2年ごとに見直しが行われます)。

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