化膿レンサ球菌について

化膿レンサ球菌(特に溶血性レンサ球菌です)は、培養の際に赤血球を溶かす働きがあります。

主に喉や皮膚などに存在しています。

子どもや高齢者などの抵抗力や免疫力が低下している人に病原性を発揮しやすくなります。

毎年、空気が乾燥する冬は化膿性皮膚感染症が流行しやすいです。

目次

化膿レンサ球菌について

化膿レンサ球菌は、球菌が連なった人レンサ球菌属に属している細菌の1種です。

血液寒天培地上で培養すると、β溶血性を示します。

レンサ球菌の鑑別に利用されているランスフィールド抗原分類は、A群に属しています。

別名は、A群β溶血性レンサ球菌、溶血性レンサ球菌です。

 

大きな特徴は、常在菌として免疫力が低下していくと、多種多様な疾患の原因に繋がります。

サイズ感は、2.0μm(マイクロメートルです)程度です。

発育温度は、37℃(度です)程度です。

主な生息場所は、人間の鼻の穴の内部です。

飛沫感染や接触感染で伝染していきます。

 

劇症型溶血性レンサ球菌感染症は、人食いバクテリアとして機能する場合あります。

細胞組織を急速に破壊して、皮膚や筋肉の壊死や多臓器不全を引き起こす事があります。

致死率が高いので、危険です。

そして、喉で菌が増殖して発症していく咽喉頭炎、扁桃炎、とびひもあります。

特に伝染性膿痂疹は、皮膚に感染した細菌が他の場所に移っていく病気です。

感染者の咳から飛沫感染するので、感染拡大が引き起こる原因に繋がります。

化膿レンサ球菌の主な症状について

①喉の痛み

基本的に喉に感染していくので、喉に強い痛みが出る事が多いです。

 

②発疹

全身に痒みを伴う赤い発疹が出やすいです。

1つのは、2mm(ミリメートルです)程度以下です。

しかし、隣り合った発疹が繋がって一面に赤く見える事があります。

 

③発熱

38℃以上の発熱が生じやすいです。

さらに、40℃以上になる事もあります。

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