株式市場と債券市場について

投資は、分散投資が好まれています。

1つの金融商品に全ての投資資金を集中してしまうと、

金融商品が下落時に損をしていまう確率が高くなりやすいです。

複数の金融商品に分散して投資した場合は、運用時のリスクを軽減する事ができます。

つまり、収益を安定化に繋がります。

株式と債券を分散しておくと、景気変動による値動きが変わります。

全体的に損益を相殺する事が可能になりやすく、アセットアロケーション体制ができます。

ちなみにアセットアロケーションは、投資資金の割合です。

目次

株式市場と債券市場について

株式市場と債券市場は、逆の値動きになりやすいです。

つまり、逆相関の値動きです。

 

①好景気

企業の業績が良い場合が多いので、投資家の資金が

債券市場から株式相場に流入しやすくなります。

株式相場が上昇して、債券相場が下落しやすいです。

 

②不景気

企業業績の低迷や利子で利益を得やすくなるので、

投資家の資金が株式市場から債券市場に流入しやすくなります。

債券相場が上昇して、株式相場が下落しやすいです。

株式市場について

株式市場は、景気に先行して上昇する傾向があります。

特に景気回復時期は、株式相場が上昇しやすい要因に繋がりやすいです。

反面、債券相場が下落しやすいです。

 

株価は、景気に先行して上昇しやすいです。

金利は、景気の後を追って上がりやすいです。

債券市場について

好景気から不景気に差し掛かる時、株式相場が下落しやすく、

債券相場が上昇しやすい傾向があります。

しかし、不景気時に中央銀行の金融政策で金利が引き下げられた場合は、

景気回復に対する期待感によって株式相場が上昇しやすくなります。

つまり、株式市場と債券市場は両方とも上昇する可能性が高いです。

 

債券価格は、金利と反対に動きやすいです。

ちなみに、例外があります。

2008年09月15日にリーマン・ショックが発生した時は、

株価と債券価格が両方とも下落しました。

企業の業績悪化や倒産を見込んで、株式が下落しました。

しかし、リスクヘッジ目的で買われやすい債券も同時に売られました。

実は、発行体の信用力の低下によって債券価格が下落したからです。

特に信用リスクの影響が大きいハイイールド債が先に売られました。

債券は発行体による借り入れなので、発行体の信用力が低下すると、

元本が返済されないリスクが高まります。

信用リスクの低下は、債券価格の下落に繋がります。

機関投資家の基本動向について

①株価

好景気は、上昇しやすいです。

不景気は、下落しやすいです。

 

②債券価格

好景気は、下落しやすいです。

不景気は、上昇しやすいです。

 

③金利

好景気は、上昇しやすいです。

不景気は、下落しやすいです。

 

④企業

好景気は、設備投資がしやすいです。

不景気は、設備投資がしにくいです。

 

⑤中央銀行

好景気は、金利を上げやすいです。

不景気は、金利を下げやすいです。

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