証券取引所と証券会社について
株式の売買は、証券取引所で行います。
投資家が直接証券取引所に売買注文を出す事ではなく、
基本的に投資家は証券会社を通じて売買しています。
つまり、証券会社に売買注文します。
証券会社から証券取引所に伝達していきます。
さらに株価(株式の価格です)は、株式を発行した会社の業績によって上下しやすいです。
差額を売却すると、利益として残ります。
目次
証券取引所と証券会社について
証券取引所は、株式・国債・地方債などを取り扱っています。
一般的に資金が必要な企業、国、地方自治体などと
資金を運用したい投資家を結びつける働きをしています。
取り扱っている株式は、証券取引所の審査で認められた会社だけです。
証券取引所で株式が取り扱われるようになる上場は、厳しい審査を通過した企業です。
証券会社は、有価証券の売買の取次ぎや引受けなどを行う企業です。
実際の取引は、ほとんどコンピューターが担っています。
投資家→売買注文→証券会社→売買注文→証券取引所(売買成立です)→
売買の通知→証券会社→売買の通知→投資家です。
証券取引所内のホストコンピューター→注文状況を伝達→
証券取引所内のマーケットセンターです(売買監視です)。
証券取引所と株式市場について
①個人投資家・機関投資家
個人投資家、機関投資家→証券会社を通じて投資→株式市場です。
●機関投資家は、信託銀行や保険会社などの
株式や債券等で資金運用を組織的に行う法人投資家です。
②株式市場・金融市場
株式市場、金融市場→証券会社を通じて資金調達→企業、政府、自治体です。
株式市場、金融市場→証券会社を通じて有価証券の購入→個人投資家、機関投資家です。
●株式市場は、証券取引所、店頭取引などの取引をします。
●金融市場は、国債、地方債、社債などの取引をします。
③企業・政府・自治体
企業、政府、自治体→証券会社を通じて株式や債券の発行→株式市場、金融市場です。
投資用語について
①M&A
企業が他の企業を買収や合併したりする事で事業や資産を取得する事です。
②TOB
株式の公開買い付けです。
買収される側の企業が合意しない場合は、
買収しようとする企業が市場価格よりも高い価格を示す事によって、
他の株主から短期間に多くの株式を取得する事です。
ちなみに、M&Aの1種です。
③敵対的M&A
相手の合意なくM&Aをする事です。
基本的に株主が安定していなかったり、
株主と取締会との関係性が良好でない場合に起きやすいです。
買収する側の企業が、買収される側の企業の取締役会の同意を得ないで買収を仕掛ける事です。
買収する企業は、買収される側の企業の経営権を支配できる議決権を取得する為に、
総株主の議決権の過半数の取得を目指します。
④敵対的TOB
相手の合意なくTOBをする事です。
買収する側の企業が、買収される側の企業の取締役会の同意を得ないで買収を仕掛ける事です。
買収する企業は、買収される側の企業の経営権を支配できる議決権を取得する為に、
総株主の議決権の過半数の取得を目指します。
⑤増資
新たに株式発行する事です(資本金を増やす事です)。
買収される株式の比率を下げる事で敵対的M&A対策ができます。
⑥ホワイトナイト
別名は、白馬の騎士です。
敵対的な企業に代わって株式を買収してくれる企業です。
有効的な企業が別の企業に対抗的なTOBをして、
敵対的な企業に株式が渡るのを妨害します(敵対的M&A対策です)。
⑦ブラックナイト
別名は、黒馬の騎士です。
敵対的買収を仕掛ける企業です。