海底鉱物について

海底は、宇宙よりも身近な存在です。

そして海底の鉱床から得られる様々な資源は、多く利用されています。

一般的には、マンガン団塊、リッチ、クラスト、海底熱水鉱床、コバルト、金属泥などです。

さらに銅、鉛、レアメタル、マンガン、亜鉛、鉄、白金、銀などもあります。

鉱床が発見されてから製品化するまで段階があります。

目次

海底鉱物について

海底鉱物は、海底にある無機質結晶質物質です。

海底資源は、国境問題を混乱する事があります。

そして海洋上は、国連海洋法条約によってルール化されています。

排他的経済水域(自国の基線から200海里までの領域です)、

大陸棚(大陸周辺の水深が約200mまでの領域です)、

基線から24海里までの接続水域などがあります。

しかし、各国が独自に領海を主張すると混乱化に招きます。

現在は、海底鉱床から得られる鉱石の選鉱や製錬の技術開発が課題です。

海底鉱物の製品化について

①探査・開発

鉱床によって発見されると、採掘判断をします。

技術的な困難度とコストで採算化を検討するからです。

 

②採鉱・選鉱

鉱石として採掘する場合は、石の部分をできるだけ削り取る作業を行います。

精鉱にして製錬所へ運び込み精錬されます。

 

③製錬

精鉱を溶かして不要部分を分ける熔錬と不純物を取り除く為の精製、

銅純度を高める為の電解などを行います。

 

④1次加工

金属加工業者へ運ばれて一次加工品の線材、板材、管材、棒材などに加工します。

 

⑤商品加工

モーターなったり、配線板や基板などに活用したりします。

 

⑥製品化

メーカーに搬送されて電気製品の部品や装飾品などに加工されます。

具体例は自動車、洗濯機、冷蔵庫などです。

未開拓の海底資源について

地球全体の空間分布は、地球表面積の約70%(パーセントです)程度が海洋です。

陸地で得られる2倍以上の資源があります。

そして陸地は、山岳地が1/3です、残りの2/3が生産活動です。

農地に利用している土壌は、地表から約20cm(センチメートルです)の深さまでです。

つまり、地球全体でわずかの面積と高さ領域の陸地で生産活動が行われています。

 

海洋は、平均水深が3.8km(キロメートルです)あります。

1万kmを超える海溝もあります。

現在活用されている海洋は、魚介類の生産を含めて

ほとんどが沿岸域の生産活動に過ぎません。

つまり、海の面積と深さの広大さです。

 

以前は、陸域の主原料である化石燃料が中心的でした。

持続可能な資源利用の範囲は、限界を迎えています。

水、食料、エネルギーなどの資源消費が増加傾向です。

地球環境や生態系を崩し始めていて地球の浄化能力を超えていく段階です。

海洋資源の利用割合を増やす事で問題解決に繋がります。

現在の資源利用と未来の資源利用について

①現在

陸域は、水・食料・エネルギー生産→消費量増加→陸域の環境・生態系、

海洋の環境・生態系に影響が生じます→水・食料・エネルギー生産を繰り返しています。

海洋は、水・食料・エネルギー生産と環境・生態系の活路が進んでいません。

 

②未来

陸域は、水・食料・エネルギー生産→消費量増加→陸域の環境・生態系→

水・食料・エネルギー生産を繰り返します。

海洋は、水・食料・エネルギー生産→消費量増加→海洋の環境・生態系→

水・食料・エネルギー生産を繰り返します。

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