外来診察室について

外来診察室は、症状を聞いて診断して検査を指示します。

医師が診療端末(主にパソコンです)に向かう事が多いので、

正確性と迅速な確認と入力作業が求められています。

具体例は、電子カルテの入力、検査や再診の予約、X線検査の画像確認、薬の処方などです。

そして医師は、患者さんが替わるごとに手指を手指消毒剤で消毒します。

さらに聴診器、ペンライト、筆記具を用意して待機している事が多いです。

特に衛生上の問題で室内にカーテンがない事が多いです。

ちなみに看護師は、診察の補助、診察前の体温測定・血圧測定を行います。

目次

外来診察室について

外来診察室は、通院する外来の患者さんを対象に抗がん薬による化学療法を行います。

別名は、ATCです。

主に乳がん、大腸がん、血液腫瘍、膵がん、胆道がん、胃がん、食道がん、

子宮がん、卵巣がん、泌尿器がん、肺がん、頭頸部がんなどの

全診療科の患者さんに対する化学療法と治験を行います。

つまり、診療端末の活用で受診が効率化しています。

診察結果を電子カルテに入力したり、検査の予約をしたりするなどの

診療端末で効率化が図られて、患者さんの待ち時間の短縮に繋がっています。

 

医師が問診票を基に診察をします。

紹介状がある場合は、病気の経過や治療内容を確認します。

事前に看護師が体温や血圧を測定して、医師に報告する事もあります。

そして医師は、患者さんから症状を聞くと同時に、顔色を伺ったり、

体温・脈拍などを測定して診断をします。

しかし、患者さんが訴える自覚症状だけでは病名が明確にわからない事が多いです。

つまり、より詳しく調べる為に血液検査を含めた必要な検査を指示します。

 

検査の種類によって、予約が必要です。

結果が出るまでに数日程度かかる場合もあります。

時間がかかる場合は、次回の予約をして当日は帰宅します。

辛い症状や痛みがある際は、病名診断が付かなくても

症状を和らげる薬を処方される事があります。

 

検査結果が出た場合は、診療端末を使用して画像診断を行います。

医師は、検査結果データ、紹介状、問診票、患者さんの訴えなどを

総合的に判断して、今後の治療方針を決定します。

そして、読影装置(シャウカステンです)もあります。

X線のフィルムをかざして、見る事が可能です。

ちなみに簡単なデータの場合は、検査結果の複写を貰える事があります。

 

外来診察室や処置室は、注射や傷の消毒、縫合、ギプス固定などの処置を行う事もあります。

退院後の患者さんの経過を診察する時は、外来診察室でします。

つまり、外来診察室は医師や看護師だけではなく、

患者さんのカルテや処置に必要な器具などを運搬する病院スタッフが出入りしています。

ちなみに患者さん向け椅子は、背もたれが付いていないタイプが多いので

診察が行いやすい工夫が施されています。

慢性疾患の場合について

診察の度に検査をするのではなく、経過観察だけを行う事があります。

しかし、患者さんが通常の薬だけで処方する事を病院に申し出ても、

診察せずに薬だけ処方する事は禁止されています。

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