マイコプラズマについて
4年周期で流行するマイコプラズマは、オリンピック病として有名です。
特に若者の肺炎の原因になる事が多いです。
そして肺炎の約5%(パーセントです)程度がマイコプラズマによるモノです。
風邪症状と咳が長期間続くので、一般的な抗菌薬は効果が低いです。
さらに、細胞壁がないのでアメーバ風の不定形です。
目次
マイコプラズマについて
マイコプラズマは、真核生物(細胞の中に核や細胞小器官がある生物です)を
宿主とする寄生生物です。
大きな特徴は、気道で増殖して激しい咳を発生させます。
サイズ感は、125nm(ナノメートルです)程度〜250nm程度です。
主な生息場所は、人間・牛・豚の体内、植物、昆虫などです。
飛沫感染や接触感染などで伝染していきます。
マイコプラズマは、最も小さな微生物で有名です。
菌のサイズ感が細菌とウイルスの中間体です。
他の細菌と同様に細胞分裂をして増殖していきます。
しかし、細胞壁がない事や寄生する生き物です。
肺炎マイコプラズマは、肺炎の代表的な原因の1つです。
つまり、感染症を引き起こす病原体です。
そして体内に侵入後、気道の粘膜表面に付着して増殖していきます。
気管や肺胞などにダメージを与えて、乾いた咳・倦怠感・頭痛などの
風邪と似た症状が引き起こります。
病原菌の細胞壁に影響を与えて、菌を死滅させるペニシリン系の抗生物質が効果が低いです。
特殊な抗生物質や自然治療によって、症状を緩和させていく事が治療の最善策です。
●ペニシリン系薬剤は、グラム陽性細菌による感染症(レンサ球菌感染症です)と
1部のグラム陰性細菌による感染症(髄膜炎菌感染症です)の治療に使用されている薬剤です。
①肺炎球菌
38.7%程度です。
②インフルエンザウイルス
18.5%程度です。
③クラミド・フィラ・ニューモニエ
6.5%程度です。
④マイコプラズマ
5.2%程度です。
⑤レジオネラ菌
3.9%程度です。
⑥黄色ブドウ球菌
3.4%程度です。
⑦その他
23.8%程度です。