巻き爪について
足の爪が変形していると、見た目も気になります。
そして爪は、本来歩く事で爪に刺激が入ります。
爪床と一緒にくっついた状態で伸びていきます。
さらに、平坦な爪を保ちながら生活をしています。
ちなみに爪床は、爪の形成と意地に必要な栄養や
水分を補給する為の神経や毛細血管が通っています、
目次
巻き爪について
巻き爪は、爪の端が内側に巻き込んだ変形の事です。
正しい爪の形は、角を少し丸くなっていて爪の先が真っ直ぐです。
指と同じ長さ又は1mm(ミリメートルです)程度長いです。
つまり、白い部位が少し残っている状態です。
そして、爪切りよりもやすりで削ります。
中央部分や爪の先に向かって一方的に動かします。
①陥入爪
爪の端(爪甲側縁です)が原因で曲がって肉(軟部組織です)に食い込んだ状態です。
先天的に爪の端が90度程度曲がっていて起こる事があります。
後天的な場合は、足の親指(母趾です)に起こりやすく、
こまめに爪を切らないと爪の先端が肉に食い込んで炎症や化膿を引き起こします。
爪を深く切りすぎる事で発生する場合もあります。
つまり、痛いで歩行に支障があって悪化すると指だけではなく足も腫れていきます。
②弯曲爪
爪が食い込んでいる事ではなく、爪全体が内側に弯曲している状態です。
陥入爪について
爪の端が棘風に指に刺さって痛みます。
炎症を起こすと、腫れたり膿が出たりするリスクがあります。
深爪にしすぎると、起こりやすくなります。
矯正する方法は、ワイヤーや医療向けクリップで爪を広げます。
マチワイヤー(特殊な針金です)を活用します(爪に刺して矯正していきます)。
暗赤色の肉芽組織が被っている場合は、抗生薬の内服や軟膏を塗布して炎症を抑えます。
食い込んだ爪を切ると、一時的に改善します。
弯曲が軽い時は、食い込んでいる爪の端に軟膏付きガーゼなどを押し込んで矯正します。
しかし、痛みがあると手術が推奨されています。
曲がった爪の端(爪甲側縁です)を縦に爪母(爪を形成する細胞です)まで切除します。
部位の爪が生えてこないようにしていきます。
爪の幅が狭くなりますが、根治が可能です。
ちなみにフェノール(薬品です)があります。
爪の根元にある爪母を焼いて爪を細くする方法です。
しかし、熟練医師が行わないと再発します。
手術相場は、1000円程度〜1万円程度です(自費診療です)。
手術期間は、日帰りです(高齢者は入院する事があります)。
①翌日以降
痛みが軽快していきます。
②2週間程度後
抜糸です。
弯曲爪について
寝たきりで歩かなくなると、徐々に両端から弯曲して浮いていきます。
そして爪を切らないと、先端が浮いて下方向に丸まっていきます。
つまり、弯曲爪は爪の切り方や手入れによって改善できます。
特に寝たきりの人は、爪の手入れが重要です。
高齢者は、爪が肥厚して爪切りでは対応できない事があります。
爪白癬(爪の水虫です)や外傷などで爪がうまく伸びずに途中で止まってしまって、
後から伸びてきた爪が次々に重なって生じます。