ヘッドライトについて

ヘッドライトは、飛躍的に明るさが向上しました。

特にマルチリフレクター(リフレクター部分で反射角を変えて配光を制御する技術です)と

バルブの組み合わせが大きいです。

そして旧型ヘッドライトレンズは、カッティング

(任意の素材を必要な大きさに切り取る事です)が必要でした。

しかし、マルチリフレクターのクリアレンズは、自由自在に形状設計ができます。

さらに、空力の向上も期待できます。

目次

ヘッドライトについて

ヘッドライトは、前照灯です。

操縦者の視認性と外部からの被視認性を向上させる為に使用されている照明装置です。

 

従来のヘッドライトは、電球(バルブです)の光を前面レンズにカッティングを入れて

一定の範囲に配光していました。

一般的な電球の場合は、フィラメント(低抗体です)に通電させて加熱発光します。

しかし、マルチリフレクターによって、

リフレクター(反射板です)に複雑な角度を付ける事ができます。

多面的な形状による光の方向を調整します。

つまり、表面レンズがなくても配光が可能です。

HIDランプについて

HIDランプは、消費電力の2/3程度の高効率性がある前照灯です。

別名は、High Intensity Dischargeです。

明るさは、ハロゲン電球の約2倍程度です。

寿命は、ハロゲン電球の約4倍程度です。

 

フィラメントを使用しない電極間の放電を利用して発光します。

バッテリーから直流12V(ボルトです)の電圧をバラスト(重しです)や

コントローラーなどので交流に変換します【DC→ACへ変換】。

つまり、2万V程度に増強できます(イグナイターです)【100V→2万Vに昇圧】。

バーナー内の電極間で放電させて光源にします【電極間で放電】。

ちなみにイグナイターは、発光管内部へ放電を開始するきっかけを与える点火装置です。

ハロゲンランプについて

ハロゲンランプは、電球の1種です。

フィラメントに通電して白熱させた際の発光を利用します。

基本的に白熱電球の仕組みを活用します。

ガラス球内の不活性ガス(窒素、アルゴンなどです)と

微量のハロゲンガス(ヨウ素、臭素などです)を封入します。

不活性ガスのみを封入する白熱電球よりも演色性と明るさが向上できます。

つまり、マルチリフレクターヘッドライトが登場するまで主流でした。

LEDランプについて

LEDランプは、省エネルギーで寿命が長い前照灯です。

別名は、Light Emitting Diodeです。

フィラメントがないので球切れの心配性がありません。

軽量、衝撃に強い、低消費電力、長寿命です。

ちなみにLEDは、発光ダイオードです。

補助ランプ、ウインカーランプ、テールランプ、ブレーキランプ、

インジケーターランプなどに導入されています。

道路運送車両法の道路輸送車両の保安基準について

保安基準 解説
第32条 ヘッドライト 白色・淡黄色、全て同一です(前照灯、補助前照灯、側方前照灯です)。
1998年04月01日以降、国産車全ての生産車両で
エンジンがかかっている場合に常に転倒している構造です。
第34条 クリアランスランプ 白色・淡黄色・橙色、全てが同一です(車幅灯です)。
設置場所は、ウインカーやハザードを作動時に消灯する構造です。
オートバイの場合は、原則不要です。
第36条 ライセンスランプ 白色です(番号灯です)。
夜間後方20m(メートルです)の距離からナンバープレートの数字確認が必要です。
前照灯の点灯時は、番号灯も絶えず光っている構造です。
第37条 テールランプ 赤色です(尾灯です)。
証明部の上縁の高さは2.1m以下、下縁の高さが地上0.35m以上です。
両側に設置する場合は、車両中心面に対して対称の位置にします。
二輪車の場合は、後方に1つです。
第37条の3 パーキングランプ 前面が白色、後面が赤色です。
車体の両側面に備えている方向指示器と一体化の場合は、橙色です(駐車灯です)。
第39条 ストップランプ 赤色です(制動灯です)。
昼間に後方100mの距離から点灯確認が必要です。
尾灯と兼用の場合は、同時点灯の光度が尾灯のみを点灯時の光度の5倍以上になる構造です。
第41条 ウインカー 橙色です(方向指示器、補助方向指示器です)。
方向指示を表示する方向100mの距離から点灯確認と
点滅回数が毎分60回以上毎分120回以下が必要です。
運転手が作動状態を確認できることです。
第41条の3 ハザードランプ 橙色です(非常点滅表示灯です)。
装着時は、左右対称に取り付け同時に点滅が必要です。
自動車の場合は、必須です。
側車付き二輪自動車の場合は、装着義務がないです。

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