フレミングの左手の法則とフレミングの右手の法則について

モーターと発電機は、同じ原理で動いています。

そしてモーターは、電気エネルギーを運動エネルギーに変換して動力を発生させています。

さらに発電機は、機械エネルギーを電気エネルギーに変換して電流を発生させています。

導線に電流が流れると、電流の周囲に磁界が発生します。

ちなみに永久磁石などの別の磁界をかけると、

電流による磁界と永久磁石による磁界との相互作用によって、物体を動かす力が誕生します。

目次

フレミングの左手の法則について

フレミングの左手の法則は、電流がある決まった向きで磁界に近づくと力が発生する法則です。

物理学者として活動していたSir John Ambrose Fleming

(ジョン・アンブローズ・フレミングです)さんによって考案されました。

モーターの原理に応用されています。

 

永久磁石の間に導線を配置して電流を流すと、動線は移動します。

磁石は左側がN極で右側がS極とします。

左側から右側に向かいます。

電流は奥から手前に流れているので、電流方向に向かって右回りの回転が発生します。

右回りの回転によって発生する磁束と磁界の磁束によってバランスが崩れます。

その後、均一状態に戻ろうとするので導線を動かす力になります。

電流の方向、磁界の方向、電磁力の方向は、一定の関係性があります。

つまり、電磁力は磁界と電流の組み合わせで発生します。

フレミングの右手の法則について

フレミングの右手の法則は、磁場内を運動する導体内に発生する

起電力(電磁誘導です)の向きを分かりやすくする為の法則です。

物理学者として活動していたSir John Ambrose Flemingさんによって考案されました。

発電機の原理に応用されています。

 

磁界と力によって、電流を発生させる事もできます(電磁誘導作用です)。

永久磁石の間に導線を配置して導線を動かすと、導線に電流が発生します。

磁石の磁力線は、左側がN極で右側がS曲とします。

左側から右側に向かいます。

導線を上に動かすと、下に引き戻そうとする磁界が作用します。

電磁誘導の場合は、電流の方向、磁界の方向、導線を動かす方向は一定の関係性があります。

 

磁束が変動する環境で導体に電位差(電圧です)が生じる現象は、電磁誘導です。

電磁誘導によって流れる電流は、誘導電流です。

生じる電圧を誘導起電力として作用します。

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