脂肪冷却について

肥満への治療策として冷凍痩身やキャビテーションが有名です。

そして脂肪細胞は、一定まで冷やすと壊死して分解吸収されます。

さらに脂肪細胞を冷却する場合は、吸引される場所の皮膚、脂肪の厚さ、

柔らかさによって吸引量が異なります。

つまり、実際に冷やされる脂肪の量は理論通りではない事があります。

脂肪冷却について

脂肪冷却は、メスを使用しない方法です。

クリニックだけではなく、美容エステなども使用されています。

人間は、約60%（パーセントです）程度が水分で構成されています。

成人が約60%程度、高齢者が約50%程度、子供が約70%程度です。

水分は0℃（度です）程度以下で凍りますが、人間の脂肪は4℃程度で凍り始めます。

しかし、レーザー治療と同様に使い方を誤ると大きな事故に繋がる可能性があります。

本来は、医師が行う事です。

 

①冷凍痩身は、緩んだ皮膚を吸収して引き上げて

部位を冷やす事で脂肪細胞の減少する方法です。

皮下脂肪を装置で吸引して、装置が急した部位を冷やします。

つまり、脂肪細胞が壊れます。

 

②キャビテーション

超音波を利用してキャビテーション現象を起こして、脂肪細胞を破壊する方法です。

特殊な超音波で皮下脂肪に気泡を発生させます。

つまり、気泡が破れる衝撃で周囲の脂肪細胞が壊れます。

超音波によって脂肪を破壊する方法について

①体内式超音波

切開した小さな穴から細い器具を体内に入れて脂肪を破壊する方式です。

時間がかかりますが、脂肪吸引と比較すると大きな差が少ないです。

超音波を照射して脂肪細胞を乳化させつつ、脂肪吸引を同時に行います。

挿入するカニューレ（体に挿入できる管です）の太さを変える事によって、

吸引する脂肪の注入量を調節する事が可能です。

しかし、超音波の出力が非常に強く、皮膚の内部から火傷をする可能性があります。

ちなみに、医療機器の値段が高いです。

現在は、大きなリスクが生じる事もあるので採用率が低いです。

 

②体外式超音波

皮膚の上から器具を当てて中の脂肪を破壊する方式です。

音を利用するので、Ⅹ線検査と異なって被曝がないです。

非侵襲的な検査法として繰り返し行う事が可能です。

痛み、腫れ、出血などが少ないので、

ダウンタイム（施術後から通常の生活に戻るまでの期間です）も通常の脂肪吸引より早いです。

強すぎると、皮膚に損傷を与えたり、皮下で破壊された脂肪細胞が液状になったりします。

ちなみに、感染を引き起こすリスクがあります。

脂肪冷却の施術後について

一時的に脂肪が取れて血管に吸収された脂肪が、

組織に再吸収されないように有酸素運動を行います。

つまり、脂肪を消費しないと効果が少なくなっていきやすいです。

 

①有酸素運動

長時間継続して行う運動です。

有酸素運動で皮下脂肪を徐々に落としていきます。

具体例はウォーキング、ジョギング、水泳などです。

 

②食事制限

食事制限をして内臓脂肪を落としていきます。

カロリーが高い食べ物を控えます。

 

③水分補給

新陳代謝対策です。

血液にある溶けた脂肪を体外に排出する為です。