宇宙に多い元素について

宇宙は、様々な元素が原子核融合によって生成されています。

そして恒星内部は、現状では鉄までしか作れません。

しかし、地球にある鉄よりも重い元素(金、銀、水銀などです)は、

大型恒星が破壊時に恒星の中心部よりも高い圧力がかかります。

つまり、融合できない原子核同士が融合できます。

鉄よりも重い元素が合成する事があります。

ちなみに地球は、長い間寿命を迎えた恒星からリサイクルされた物質で形成されています。

目次

宇宙に多い元素について

宇宙存在度は、宇宙全体の元素割合です。

 

原子番号 元素名 相対元素数比
1 水素 2.79×10¹⁰
2 ヘリウム 2.72×10⁹
6 炭素 1.01×10⁷
7 窒素 3.13×10⁶
8 酸素 2.38×10⁷
10 ネオン 3.44×10⁶
11 ナトリウム 5.74×10⁴
12 マグネシウム 1.074×10⁶
13 アルミニウム 8.49×10⁴
14 ケイ素 1.00×10⁶
15 リン 1.04×10⁴
16 硫黄 5.15×10⁵
18 アルゴン 1.01×10⁵
20 カルシウム 6.11×10⁴
24 クロム 1.35×10⁴
26 9.00×10⁵
28 ニッケル 4.93×10⁴
47 0.486
78 白金 1.34
79 0.187

水素について

宇宙の中で水素が圧倒的な比率を占めています。

一般的には、90%(パーセントです)以上です。

大量の水素は、恒星です。

そして恒星は、光と熱を出す仕組みが水素の原子核融合によって可能です。

水素の原子核同士がぶつかる事で融合します。

つまり、1つのヘリウム原子核になる現象です。

 

原子核融合は、わずかに質量が失われます。

しかし、その分のエネルギーが放出されて星が輝きます。

元々、地球は水素が圧倒的に多い存在でした。

気体の水素はかなり軽いので、地球の引力で引き留めきれないです。

ちなみに大半が、宇宙に失われました。

他の元素と結びついて、より重い形になった分が地球上に残っています。

ヘリウムについて

ヘリウムは、原子核融合の最初の産物です。

水素以上に地球に乏しい元素で有名です。

基本的に軽いので、他の元素と結びつきにくいからです。

そしてヘリウムよりも重い元素は、原子核融合によってできます。

 

しかし、究極の元素が鉄です。

鉄よりも重い元素は、恒星内部で原子核融合が進行しても現状ではできません。

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